西澤 晋 の 映画日記

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2009年 05月 25日

アンダーワールド(2003) ☆☆

f0009381_49049.jpg監督:レン・ワイズマン
脚本:ダニー・マクブライド
撮影:トニー・ピアース=ロバーツ
音楽:ポール・ハスリンジャー

出演:ケイト・ベッキンセイル
    スコット・スピードマン
    シェーン・ブローリー

     *     *     *

ケーブルテレビでたまたま『ヴァンヘルシング』をみて、“ああ、このおネーちゃんいいかもしれないい”って見てみたのがこの『アンダーワールド』。まあ、コンセプトが<吸血鬼 vs 狼男>(=ファンタジー vs ファンタジー)なのだから面白いわけがない! でもケイト・ベッキンセールが動いてるところ見てみたいっていうのがモチベーションだったのでなんでもそのへんは大目にみよう。

‥‥で見てみたらそこそこ面白かった。
物語の基本構造としては、オオカミ男族はドラキュラ族の奴隷的階層であり、その相容れない階層どうしの男と女は恋愛関係になったことから生まれる悲劇‥‥ その過去を引き継いで今のなお争っている2つの種族、そしてまた種族のの壁を越えて惹かれあう者たちあり!‥‥みたな展開。一昔前のアメリカ南部の白人と黒人の<恋愛>を吸血鬼 vs 狼男のコンセプトの移植した形になっている。そして、やっぱりケイト・ベッキンセールはかっこいい。他の映画みてもそれほどかっこいいとは思わないけど、やっぱりここの彼女は良い。

しかし、それより気になったのが、なんで最近この手のアクションものがこんなに反乱してるんだろうってこと。やな傾向だ。
私にしてみるとこのていの映画は東映の戦隊ものの延長でしかない。やたらバンバン撃っても全然死なない敵/味方。死の恐怖を感じることなく戦う連中。まさに戦隊ものである。結局この痛みを感じないドンパチ‥‥というのは弱者向けエンタテーメントなのだろうなあって思った。見た目はハデそうにみえるけど、そこにはイベントにともなう恐怖がない。鉄砲撃ってもその後に「死ぬ」ってことがない安心感。これこそは現実の世界に戦いを挑めない弱者向けドラマの必要条件なのか‥‥。
思えば中学校のころ水曜ロードショウーでみた『ゴッドファーザー』は怖かった。おんなじガンをバンバン撃ってもこっちは怖かった。映画はある種の怖さがないといかんよなあ。その恐怖を越えて大人の世界を体感するってことが、子供の為にとっても大事なのに。

今回思ったのは、最近こういうお子様向け/弱者向けエンターテイメントが増えてきているなあ‥‥ということ。こんなんでええんかい? ハリウッド??

はは、ちっちとも「~良い映画みつけた」になってなんだけど、 でも、そのお子様向け映画にしてはそこそこみられるぞ!っていう感じのお話でした。

by ssm2438 | 2009-05-25 09:47


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