西澤 晋 の 映画日記

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2009年 07月 27日

(TV)大空魔竜ガイキング(1976)

(TV)大空魔竜ガイキング(1976)_f0009381_2171191.jpg原作:中谷国夫、杉野昭夫、小林檀
シリーズ構成:丸山正雄
演出:勝間田具治、生瀬昭憲、合正宗、芹川有吾・・他
脚本:高久進、上原正三、山崎晴哉、吉川惣司、山本優
作画監督:白土武、野田卓雄、金田伊功、青針芳信・・他
美術:内川文広、川本征平、伊藤まり子、山口俊和
音楽:菊池俊輔

声の出演:神谷明
       小山まみ
       井上真樹夫
       柴田秀勝
       
     *     *     *     *

今年世紀のアニメーター金田伊功さんがお亡くなりになりました。
2009年7月21日、心筋梗塞により57歳で死去。

『ゲッターロボG』の最終回あたり、そしてこの『大空魔竜ガイキング』、『無敵超人ザンボット3』、『サイボーグ009』のオープニング、『円卓の騎士物語 燃えろアーサー』のカイが死ぬ回のあの絶望の走り。
金田伊功さんのダイナミックでエネルギーと情熱をたたきつけたような動きはまさに神業。
私自身はもとめる方向性が違ったので金田伊功さんの動きをコピーすることはなかったのですが、それでも私のこころをゆすぶった天才アニメーターは誰かときかれたら、やはり金田伊功はそのうちの一人でしょう。

大昔のVHSひっぱりだしてきて『大空魔竜ガイキング』の金田さんスペシャル見直してみました。
「涙のデビルジャガー」、「宇宙をかける天馬」、「猛烈!火車カッター」、「壮烈!地球大決戦」
前の2本は野田卓夫さんが作監で、後ろの2本は金田伊功さんが作監。「復讐のダブルイーグル」がないのがちょっと残念・・。
個人的には野田さんが作監やって金田伊功さんが原画を描いてあばれまくってくれたときのほうが好きだ。
アニメ業界にあたえたこのふたりの功績はけっこうでかいです。

いやいやしかし・・・ガイキングはよいですな。
昔の『大空魔竜ガイキング』は大雑把でも感動的なドラマがあってとってもよかった。

さがしたらどこかに「バラの宇宙船」を録ったVHSもあるはずなんだけど・・。
これは青針芳信さんの作監でした。
青鉢さん、けっこう好きなんですよね。
青鉢さんの『ザ・ウルトラマン』好きでした。
『ガンダム』の「大気圏突入」も「セイラ出撃」もけっこう好き。

東映アニメのなかでは
この『大空魔竜ガイキング』『グランプリの鷹』は大好きでしたね。
この二つの共通点はプロデューサーの田宮武、作画に野田卓夫、ヒロインの声が小山まみ
この3人は私の青春時代に好きな人たちでした。

おくればせながら杉野昭夫の作監の作画は一番安定している。

菊池俊輔の音楽もいい。
挿入歌がめちゃめちゃかっこいい。


懐かしい名前がでてきたのでもう一人。
的場茂夫さんってアニメーター。大好きなんですよねえ。
自然物のスペシャリストで、この人の描いたシーンをスクリーンで見るのが大好きでした。
プロミネンスの海やら、アルカディア号やヤマトの発進シーン、イシュメールの発進シーンもそうだったような、
あと関東平野が浮き上がるシーン、惑星メーテルが崩壊するシーンとか・・、
この人のかくものはデカさが素敵。
当時のアニメで巨大なものの崩壊シーンといえば的場さんってイメージでした。

ああ、なつかしい・・・。


そういえばどっかに『ザンボット3』もVHSでとってたはず・・。
あるだろうか・・あとでさがしてみよう。。。

by ssm2438 | 2009-07-27 09:51


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