西澤 晋 の 映画日記

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2009年 08月 08日

アマルフィ 女神の報酬(2009) ☆☆

f0009381_1920698.jpg監督:西谷弘
原作:真保裕一
撮影:山本英夫
編集:山本正明
音楽:菅野祐悟

出演:織田裕二
    天海祐希
    戸田恵梨香
    佐藤浩市

     ×     ×     ×

しばしの夏休み、かみさんの実家(新潟県新発田市)にいってきました。

新発田市には50メートルのプールがあるので50分間ノンストップで泳ぐには最適。水着をもっていって泳いでくるのをたのしみしてたのですが、あいにくの雨・・、残念。仕方がないので映画を見に行くことに。


でいろいろあったのですが『アマルフィ 女神の報酬』見てきました。
ストーリーもなんもかんんもノーチェックだったのですが、そこそこ楽しめました。とくに前半は良かったよ。
あれが織田裕二と天海祐希じゃなくて、ラッセル・クロウとキャサリン・ゼタ=ジョーンズでも成立するかのような演出だったとおもう。
ただ、後半から終劇に関してはあまりにもアニメの見すぎみたいなゆるゆるの演出になりちと残念。

なにがそんなに緩々だったのだろう・・と考えると、犯人側のモチベーションとその結果となる行動がいまいちかみ合わないというか・・、
たとえば韓国が北朝鮮に援助をするのは、その援助が北朝鮮の人民にまわることはなく核開発にまわるとしても、宥和政策の一環としておこなったことで、結果は案の定アホな判断だったと今でこそ分かったとしても、当事者は長期的にはそれでもいいとおもってたわけで、それが政治的判断のミスかどうかは実際分かるのはのちのちになってことことだし・・、
政情不安定な国でのボランティア活動をする人は、なんかの弾みで自分たちが攻撃されることもありうるということを受け入れていくのであって、その結果殺されたからといって、その軍事政権に経済援助した大臣が悪いって展開にはなるのはかなりわがままだと思ったりしのだが・・。

これは物語を作るうえでの犯人側の動機づけのみせ方がかなり弱いのだと思ったなあ。
これハリウッドで作ったら、オープニング前までに〇〇〇〇〇国で親身になって働くボランティグループの活動とそれをなんらかの都合で抹殺してしまう過程のどんぱちをいれておいて、
“ああ、この憎しみがモチベーションになっても仕方ないな”っていうことを見てる人に分からせてから出ないと、今の展開ではすっごくゆるいモチベーションになってしまってたような。。
そしての後の政府とボランティアの生き残り連中の政治的折衝の経過を福山あたりに調べさせるとかなんとかして今回の犯罪行為にいたるしかなかった・・っていう犯人側のモチベーションを納得させてほしかったなあ。

映画のなかでおきるイベントへのモチベーションのゆるさが暴露されてきた後半はちとゆるゆるだったのが残念だけど、それでもそこそこ楽しめる映画だったとは思う。
プロデューサーサイドがめざした(スタッフはもっと高度なものを作りたかったのかもしれないが)敷居のそう高くないお手軽な映画としてはよかったのではないかな。。

by ssm2438 | 2009-08-08 20:27


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