2009年 03月 05日
監督:ロベルト・アンド 脚本:ロベルト・アンド サルヴァトーレ・マルカレッリ 撮影:マウリツィオ・カルヴェージ 音楽:ルドヴィコ・エイナウディ 出演:アナ・ムグラリス ダニエル・オートゥイユ グレタ・スカッキ マグダレナ・ミェルツァシュ * * * 『NOVO/ノボ』(2002)でその肢体を十分に見せてくれたアナ・ムグラリス。この映画でも披露してくれてます。もっとも見ている私もそれを目当てに見ているわけですが・・。 でもよくよくみると彼女、それほど美人というわけでない。さらに真剣にみているとなんだかへんな顔にもみえてくる。それでも彼女が画面にいると彼女だけを見てしまい、ストーリーなどどうでもよくなってしまう。とにかく魅力はあるアナ・ムグラリスだ。 あと音楽はじつにきもちがいい。 <あらすじ> ダニエル・ポルタンスキー(ダニエル・オートゥイユ)は、執筆以外の活動は全て代理人に任せ、頑なに作家としての自分を隠し続けるていた。人前に決して姿を現さない謎のミリオンセラー作家=セルジュ・ノヴァク。 しかし彼の処女作だけは、彼の友人で自殺したポール・デンビンスキーが残した『冬の旅』だった。そのことを知るものは、ダニエルと彼の代理人以外だけだった。しかしポールには娘が存在し、その娘が復習のためにダニエルを落としいれようと近づいてくる。 その日はダニエルの義理の息子の結婚式の前日だった。彼のまえに現れた美しい女性ミラ(アナ・ムグラリス)。ダニエルはミラと一夜を共にする。翌朝おきてみると彼女の姿はない。しかし義理の息子の花嫁として現れたのはミラであった。 その後もミラはダニエルを誘惑し続ける。二人の常時は続いていく。そんな中、ダニエルの代理人のもとに、ミラとの関係を隠し撮りした写真と、ポール・デンビンスキーの写真が送られてくる。ポールの横には娘らしい女の姿があるが顔は塗りつぶされていた。ダニエルを脅迫したのはミラの友人のエヴァ(マグダレナ・ミェルツァシュ)だと判った。エヴァに要求された慰謝料を支払うダニエル。しかし彼の正体はマスコミによって暴かれ、ミラとの関係を察した妻ニコレッタ(グレタ・スカッキ)からは離婚を言い渡される。失意のダニエルのもとに私立探偵からの報告書がとどく。エヴァと明記された女性の報告書にはミラの写真がはりつけられたった。総てを失ったダニエルは、森のアトリエで最後の小説を書き上げる。『セルジュ・ノヴァックの生と死』。そんな彼の前にポール・デンビンスキーの娘が現れる。 ダニエルはミラに渡すためにミラの父ポール・デンビンスキーの『冬の旅』の原稿と、ポールが自殺する前にダニエルにあてた短い書簡が同封してある。そのメモの中には、 「この主人公は君(=ダニエル)をモデルとして書かかれている。君の人生を拝借してしまった。この物語を君のものにするか、他の形で出版するか・・、それは君にゆだねる」と書かれたあった。 アナ・ムグラリスだけに視線は言ってしまうが、ストーリーもけっこうきちんとしている。フランス映画によくあるふうにやたらと抽象的な言い回しのモノローグが多様されていて、ライターの人が酔って書いてる感はあるかな。ただ、もう少しポイントポイントを判り易くしたほうがよいかな。とにかくアナに目線がいってしまい、ストーリーを真剣に追うことを途中で放棄しがちになり、盗作だと思い込んでいたのは、父の承認のもとだったというあたりが、なかなか認識しづらい。 もうひとつ、音楽すてきです。 アナ・ムグラリス
by ssm2438
| 2009-03-05 07:10
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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