監督:アラン・J・パクラ
脚本:フランク・ピアソン
アラン・J・パクラ
撮影:ゴードン・ウィリス
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ハリソン・フォード
グレタ・スカッキ
* * *
まあ、
グレタ・スカッキのおっぱいが見えたからそれでいいか・・って納得した映画(苦笑)。ストーリーラインの味が悪すぎた。ゴードン・ウィリスの画面でなんとかシリアスさを保ったが・・・それだけだとちとつらいかな。
ラスティ・サビッチ(
ハリソン・フォード)は、同僚の美人検事補キャロリン(
グレタ・スカッキ)殺人事件を担当することになったが、実は彼女とは不倫の関係であり、逆に容疑者として刑事告訴されてしまう。状況証拠はすべてラスティが犯人であると告げているのだが、結局犯人であると確定は出来なかった。推定無罪(疑わしき歯罰せず)の法則により刑を逃れたラスティだったが、・・・では誰が犯人なのだ?という最も根本的な疑問は残ったまま。そして真犯人は妻のバーバラだということがわかる。自分が軽んじられたことからの憎しみだった。
主人公ラスティがやってないにもかかわらず、状況証拠がそう示しており無実の罪で起訴されるという理不尽さ。総ての証拠が出ていれば、たとえやってなくても有罪判決になったであろう展開なのに、それがそうならなかったのは、証拠品を隠した上司の地方検事レイモンド・ホーガンのせいでもあった。さらに地方検事の選挙戦という状況下で賄賂をうけとっていた判事の弱みをラスティの弁護士がつっついたからだということも分ってくる。
普通に裁判をやればやってない人が有罪になるシチュエーションだったこと。
それをひっくり返したのは、いんちき工作だったこと。
このことが自国の裁判制度を否定してるものだし、みてて前々気持ちがよくない。おまけに真犯人は<うちのカミサン>だった。・・・で、その処理はどうなるの???みたいな。それを想像してしまうからまたなおさら気持ちよくない。
とにかく
グレタ・スカッキの縛られた写真以外は、なにもかにも気持ちよくない映画なのでした。