西澤 晋 の 映画日記

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2009年 07月 14日

サイドウェイ(2004) ☆☆☆

f0009381_2251463.jpg監督:アレクサンダー・ペイン
脚本:アレクサンダー・ペイン
    ジム・テイラー
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:ロルフ・ケント

出演:ポール・ジアマッティ
    トーマス・ヘイデン・チャーチ
    ヴァージニア・マドセン

        *        *        *

いやああ、ひさびさに登場ヴァージニア・マドセン。かつての憧れはけっこうふっくらしてきましたな(苦笑)。

映画というのは、見ている人が全部が全部わかる必要はない。この映画のようにワインの専門家同士が専門的な話をしているのを聞くだけでけっこう楽しいものだ。この映画ではその、専門家同士の会話のなかにちょっとだけ参加させてもらった感を味わえる。似たような映画だとウディ・アレンの映画もそうかもしれない。彼もなにかと映画やドラマ、小説などの専門的知識をべらべらまくし立てる傾向にある(苦笑)。イングマル・ベルイマンに関してはしょちゅうなにかしらの言葉がでてきてる。

f0009381_234055.jpg離婚のショックから立ち直れていない小説家志望の国語教師マイルス(ポール・ジアマッティ)が、結婚を1週間後に控えた悪友、落ち目の俳優ジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)と連れ立って、カリフォルニアのワイナリーへとワイン・ツアーに出かける。
美味いワインを飲ませてその深みをしってもらいたいマイルス。しかし、ジャックはそんなことはほとんど興味なし。ワインはワイン、赤い色したのと透明なのがある。それ以外の区別など彼には存在しないようなプレイボーイ。人は、自分の知っている素晴らしいものを他人と共有したいと思うものだが、それが出来ないってのは淋しいことだ。
それが共有できる相手としてウェイトレスのマヤ(ヴァージニア・マドセン)が登場する。

ジャックはマヤの友人をナンパ、しかし彼に結婚の予定があることがバレて、鼻をへし折られてしまう。一方のマイルスは、別れた妻が再婚していることを知って落ち込む。男というのは不思議ないきもので、別れた相手でも、そのうちこちらから連絡すれば元に戻ると信じてる部分があるんだよね。私もこれは経験あるからよくわかる。女は現物が在る/ないで幸せ/不幸になるが、男の場合は可能性がある/ないで幸せ/不幸になる。この可能性が消えたときの落ち込みようってのはけっこうきついんだ(苦笑)。

ドラマはマイルスとマヤがいい感じになるのだが、ジャックとマヤの友人との関係が壊れたことからなだれしきにマイルスもマヤに嫌われてしまう。さらに自分の小説が出版されなくなったことを知り、ワイナリーで大暴れ。すったもんだがありながら、最後はやっぱりマヤのところに向かうマイルスであった・・・。

これって、何を勘違いしたのかNY批評家作品賞とってるんだよね。個人的にはアカデミー賞よりもまともな判断が出来ていると思ってるその賞がこの映画にいったことは嬉しくもあり以外でもあった。私は好きな映画だが一般うけは決してしないだろう。まあ、そういう映画をこの賞はきちんと選んでくれるのだが、それにしてもこの年の映画はよっぽどひどかったのだろう。

by ssm2438 | 2009-07-14 01:50


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