西澤 晋 の 映画日記

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2009年 04月 14日

L.A.コンフィデンシャル(1997) ☆☆☆☆☆

f0009381_313886.jpg監督:カーティス・ハンソン
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
    カーティス・ハンソン
撮影:ダンテ・スピノッティ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演:ガイ・ピアース
    ラッセル・クロウ
    キム・ベイシンガー

        *        *        *

いやいや、ひさびさにガツンな記号的演出の映画であった。1992~1993年あたりを境にいい映画の本数が極端にへってきた90年代。この傾向は今もずっと続いているのだが、その間においてもこの映画はかなりインパクトのある映画だった。久々のハードボイルド復活を感じさせてくれた映画。ハードボイルドというのは、言い方が悪いが、男性版ハーレクウィンロマンスみたいなもんで、男のダンディズムを前面に押し出してくるスタイルといっていいだろう。ある意味ダサそうにも聞こえるが、実際そう感じる人がおおくて近年激減してたのだと思うが、この映画はラッセル・クロウがタフガイを見事に演じてくれた。

f0009381_3152499.jpgそれに花をそえたのがキム・ベイシンガー。一昔前は、美人だがシャローな感じで、演じるのいつもヤクザの情婦ばっかり・・という印象の彼女だったが実にいい感じに熟れてきていた。

ドラマの見せ方も実に王道だ。エリート街道を進むエド・エクスリー警部補(ガイ・ピアース)は、刑事課のボス、ダドリー・スミス警部(ジェームズ・クロムウェル)のお気に入り。出世も約束されたインテリタイプ。そしてやたらと馬力と実行力のあるバド・ホワイト刑事(ラッセル・クロウ)。この対比が実にコントラストありすぎなくらい作為的だが、この映画のスタイルにはあっているのだろう。最初は対立しあう二人。それぞれお互いのスタイルで真相に近づいていく。事件の糸口となる高級娼婦リン(キム・ベイシンガー)とに彼女に対してだんだんと恋心をよせることになるバドだが、既にエドが彼女と寝てることを知り二人の緊張感は高まっていく。しかしそして真犯人が彼らの上司ダドリー・スミス警部だと分ってくると二人して最後の決戦の場へと向かうのだった。

by ssm2438 | 2009-04-14 02:45


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