西澤 晋 の 映画日記

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2009年 06月 09日

猿の惑星 (1968) ☆☆☆☆☆

f0009381_4231068.jpg監督:フランクリン・J・シャフナー
脚本:ロッド・サーリング
    マイケル・ウィルソン
撮影:レオン・シャムロイ
特殊メイク:ジョン・チェンバース
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演:チャールトン・ヘストン
    キム・ハンター
    ロディ・マクドウォール
    リンダ・ハリソン
    モーリス・エヴァンス

        *        *        *

これはカルチャーショックだった! 「屈辱感」というものをあますところなく描いた傑作だ!! 
「サルが人間を支配している!」、このコンセプトがすごい。それを具現化したフランクリン・J・シャフナーもすごい。映画の演出力だとは、画面作りがどうだとかこうだとか、ストーリー構成がどうだとかこうだとか、そんなの関係なく、この映画は我々のもっている価値観を一度ドカンと崩壊させてくれた。そしてそこから自分たちはなにをもって一番大事とするのかってことをいまいちど問いかけられた。私が小学校1年生にはいるか入らないかって時の映画で、はじめてこの映画をみたのは小学生の高学年くらいかな、月曜ロードショーだったとおもう(荻昌弘さんが解説だったはず)で見た覚えがある。当時の西澤少年は所詮小学生だから猿が暴れて人間を捕獲して裸にし、恐ろしい、こわいだけだったのだろうが、物心ついてからこの映画を見るとやはりすごい。

<あらすじ>
テイラー(チャールトン・ヘストン)を隊長とするドッジ、ランドンらの宇宙飛行士が乗っていた宇宙船はオリオン星座に属するある惑星に着水した。宇宙船は破損して沈没、3名は陸地に上がり、数日間、砂漠地帯をさまよい歩いた。森林地帯に入った時、初めて人間を見たが、そこへ現れた猿の一群が人間を捕獲していた。喉を撃たれたテイラーも捕まえられた。この惑星では、猿が高い文化を誇る高等動物で、人間は口もきけない下等動物である。
テイラーは外科医の手術を受けた後、ジーラ博士(K・ハンター)と彼女の恋人コーネリアス博士にあずけられた。この惑星の最高頭脳であるザイアス博士(モーリス・エバンス)は、テイラーを毛ぎらいし脳葉切除と去勢手術を命じた。ジーラとコーネリアス両博士が弁護人として出席したが、テイラーの発言、2人の博士の弁護は一笑に付されてしまった。そこで2人の博士はテイラーを逃がしてやることにした。
砂漠地帯まで来た時、ザイアス博士らの一行が追ってきた。そこは、かつてコーネリアス博士がひそかに発掘した人骨と遺物により、数千年前の人間が、猿より高度の知能と文化を持っていたことを知った場所であった。やって来たザイアス博士はこの事実を知っていた。だが彼は立場上、この学説を認めるわけにはいかなかったのだ。
テイラーは猿たちに別れをつげ、新天地を求めて旅立った。馬で旅をするテイラー。はるか向こうに見おぼえのある像の一部。なんと自由の女神ではないか。この猿の惑星は地球だったのだ。彼らが宇宙船で飛び立ったあと、地球には核戦争が起こり、人類はほとんど滅亡、そして2000年後に猿が支配するようになったのだ。愚かな人間たち。テイラーは口惜しさとあわれさで、泣きくずれるのであった。
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by ssm2438 | 2009-06-09 07:37


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