西澤 晋 の 映画日記

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2009年 02月 02日

キャバレー日記(1982) ☆☆☆

f0009381_404762.jpg監督:根岸吉太郎
脚本:荒井晴彦
撮影:前田米造
音楽:伊藤晴康

出演:竹井みどり
    伊藤克信

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根岸吉太郎といえば『キャバレー日記』といわれるくらい(?)、日活ロマンポルノのなかでも傑作にはいるだろう。たしかに竹井みどりではちょっと華がなかったが、これは管理キャバレーの怒涛の売り上げ競争がすごい。結果はナンバーワンにはなれなかったのだが、見終わったときにそこにいるスタッフが「みんなでやりぬいたぞ!」っていう一体感を感じさせる感動作。ただし、これは群集劇が本線であって、その中にエッチなシーンもたまにいれるというような映画。ポルノ映画という枠組みから言うと見るべき裸はほとんどない。

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新入社員の和田(伊藤克信)が勤めることになったのは、新宿、歌舞伎町にあるキャバレー“ミスニッポン"。全国にあるチェーン店の中で売り上げナンバーワンを目指す同店では、きびしい人員管理システムがひかれていた。社員とホステスの交際は禁止。同じ電車に乗り合わせてもいけない。閉店後、酔ったホステスを解放していだだけで和田は店長からなぐられる。そんなミス日本は、夏のボーナスシーズンを迎え、チェーン店ないの激しいトップ争いを展開していた。
そんななか、ナンバーツーの淳子と福永がそろって出社しなくなった。二人は店の規則を破り、以前から愛し合っており、淳子は福永の子をみごもっていた。実はナンバーワンホステスの宏美(竹井みどり)も福永と一度、関係を結んたことがあり、思いを寄せていた。この仕事に本気でぶつかろうとしていた和田にとっても福永は尊敬できる先輩だった。
ラストスパートに入った売り上げ競争。店ではスペシャルタイムを設定、その時間になるとホステスが客のおちんちんをしごくなる、フェラするなり、上に載ってピストン運動するなり、とになく客を行かせる時間をもうけた。
そんなとき、もう一度、働かせて欲しいと淳子がやってきた。貯金がなくなっていた福永は宏美からも金をせびっていた。店長は宏美に福永をおびき出させると、店に連れ込み、和田をはじめとする社員に殴りかからせた。スパイの役を演じた宏美は後味の悪さを感じていた。売り上げ競争は終り、同店はおしくも2位になってしまった。みなさんはがんばってくれたが、私の力がなかったばかりにトップになれなかったと、ホステス、社員のまえで土下座する店長。この潔さがかっこよすぎる!!
その夜、閉店後の店の中で、宏美は和田を誘い、二人は初めて体を重ねた。翌日宏美は店をでていった。

この映画の魅力はひとえに店長の潔さだと思う。
なかなかいいものを見せてもらった。

by ssm2438 | 2009-02-02 03:24


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