西澤 晋 の 映画日記

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2009年 02月 02日

戦火の勇気(1996) ☆☆

f0009381_2093250.jpg監督:エドワード・ズウィック
脚本:パトリック・シーン・ダンカン
撮影:ロジャー・ディーキンス
音楽:ジェームズ・ホーナー

出演:デンゼル・ワシントン
    メグ・ライアン
    ルー・ダイアモンド・フィリップス
    マット・デイモン
        *        *        *

このストーリー構成で面白い映画がとれるわけがない! 物語の展開は黒澤明『羅生門』展開。まあ、あれよりはこっちのほうがまだ馴染みやすい形にはなっているが、それでも話はばらばら。エドワード・ズウィックは私の好きな監督さんの一人だが、この映画だけはいただけなかった。

湾岸戦争中におきたカレン・ウォールデン大尉(メグ・ライアン)の功績の調査を依頼されたナット・サーリング大佐(デンゼル・ワシントン)は、関係者とおぼしき何人かの帰還兵にその時の話を聞いて周る。しかし彼らの話は食い違いを見せる。衛生兵のイラリオ(マット・デイモン)は彼女は勇敢だったと言い、モンフリーズ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)は、彼女は臆病者で、恐怖にかられてパニックに陥ったと言う。最後は、重病で入院中の兵士アルタマイヤー(セス・ギリアム)から真実のストーリーを聞き出す。

これだけの話にしておけばまだいいのだが、何ゆえこの話をナット・サーリング大佐の戦時中の友軍の戦車を撃ってしまった話をくっつけなければならないのか・・??? そのあたりが「まず先に羅生門構成あり!」のスタンスでつくられている。それが好かん。だいたい羅生門構成が面白いと思うひとがいるのだろうか? どっかのだから「あれいは良い」っていったから自分で判断できない人間がつられて「僕もあれがいいと思う」って」いい、その連鎖の結果、面白くもないものを面白いとい輪なければならない社会状況をつくってるようの思える。

面白くないものは面白くない!ってきちんと言おう。
それが言える「勇気」があるかないかを試すリトマス試験紙映画でした。

by ssm2438 | 2009-02-02 19:40 | E・ズウィック(1952)


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