西澤 晋 の 映画日記

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2009年 08月 01日

あんなに愛しあったのに(1974) ☆☆☆☆

f0009381_191948.jpg監督:エットレ・スコーラ
脚本:アージェ・スカルペッリ
    エットレ・スコーラ
撮影:クラウディオ・チリロ
音楽:アルマンド・トロヴァヨーリ

出演:ニーノ・マンフレディ
    ヴィットリオ・ガスマン
    ステファニア・サンドレッリ
    ヴィットリオ・デ・シーカ
    アルド・ファブリッツィ
    ステファノ・サッタ・フローレス
    ジョヴァンナ・ラッリ
    フェデリコ・フェリーニ
    マルチェロ・マストロヤンニ

        *        *        *

なにやら出演者にすごい名前が・・・。ヴィットリオ・デ・シーカ、フェデリコ・フェリーニ、マルチェロ・マストロヤンニ・・。いくつかの映画のひとこまをからめつつ撮ったこの映画はその世代の人にはたまらない魅力でしょう。映画愛にあふれた映画です。

この映画制作されたのは1974だが、日本公開は1990年。「映画ファンにはたまらない映画」だそうで、私も見に行きましたよ、銀座まで。当時は無類映画から新しい映画まで年間200~300本以上みてた時代で、この映画をみるまえに『自転車泥棒』も見てました。先にみててよかったってかんじでした。
そういえば『東京ラブストーリー』のなかで、三上(江口洋介)とさとみ(有森也実)が映画を見に行くというシーンがあり、このパンフレットをもってました。おお、なんちゅうセンスの良さ!!と当時感動したものでした。

<あらすじ>
第二次大戦中のレジスタンスの同志、アントニオ(ニーノ・マンフレーディ)、ジャンニ(ヴィットリオ・ガスマン)、ニコラ(ステファノ・サッタ・フロレス)。戦争が終わるとアントニオとジャンニはローマで、ニコラは田舎にもどりそれぞれの生活をはじめていた。

ローマで病院の働いていたアントニオは患者のルチアーノ(ステファニア・サンドレッリ)と恋に落ちる。そのころ弁護士を目指して勉強していたジャンニはアントニオと偶然再会、彼もルチアーのに恋してしまい、アントニオは彼女をもっていかれてしまう。
一方、田舎で高校教師をしていたニコラもヴィットリオ・デ・シーカ『自転車泥棒』にショックを受け、映画評論家を志して妻子を残しローマに出てきていた。

やがて弁護士となったジャンニは建築家の娘エリデ(ショヴァンナ・ラッリ)と知り合い、ルチアーノと別れ、彼女と結婚した。そんな彼女は、アントニオと再会した時一緒にいたニコラに優しく慰められ、彼と一夜の関係を結ぶ。またしてもアントニオはルチアーのとは結ばれなかった。

年月が過ぎ、折しもフェリーニ『甘い生活』のロケが行なわれているトレビの泉の前で、アントニオは女優への道を歩み始めたルチアーノと5年ぶりに再会し、ついに彼女と結ばれる。

そしてまた何十年かが過ぎた後、アントニオはジャンニとニコラに再会する。ジャンニは義父の建設会社の実権を手に入れていたが、エリデを交通事故で失っていた。今やアントニオの妻となったルチアーノの姿をみると、彼女への愛が忘れられず、傷心を胸にその場を立去る。アントニオとルチアーノ、ニコラは、ジャンニの家を訪れるが、そこにあるのは孤独なジャンにのすがただけだった。


本編中、ルチアーノが撮る自動の照明写真がすごく印象的だった。泣きたいのに泣く場所がないから照明写真撮影機のなかにはいりとりあえず写真をとる。そのまま彼女はたしさあるのだけど、出てきた4枚の写真は最初は笑っているのだが顔がどんどんくしゃくしゃに崩れていく。のちにジョン・フリン『殺しのベストセラー』のなかでこれを使っていた。
あれは、写真機のなかでジェームズ・ウッズが男を殺しをして、ささと去っていくとしばらくして写真がでてくる。その写真にはころさせる男の様がうつされていた・・というもの。

by ssm2438 | 2009-08-01 00:37


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