2009年 07月 07日
監督:スティーヴン・スピルバーグ 原作:フィリップ・K・ディック 脚本:ジョン・コーエン スコット・フランク 撮影:ヤヌス・カミンスキー 音楽:ジョン・ウィリアムズ 出演:トム・クルーズ コリン・ファレル サマンサ・モートン マックス・フォン・シドー ロイス・スミス * * * 原作は『ブレ-ド・ランナー』(「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」)や『トータル・リコール』(「追憶売ります」)のフィリップ・K・ディック。ハードボイルド系にふれそうな小説なんだけど、どことなく漫画チックな要素がつねにはいってくる。それが映画化するにはちょっと厄介なところなのかなと思ってしまう。その点『ブレードランナー』は見事な映画化、『トータル・リコール』はちと失敗したようなきがする。 この『マイノリティ・レポート』という映画も、ちょっと漫画チックなご都合主義があって、もうちょっとなにかを削ぐおとせなかったのかなって気がした。 本音を言えば「予知夢」を切ってほしいのだけど。あれがご都合主義のみなもので、あれなしで物語が構築できればよかったのだけどなあ。「予知夢」ってその特別な丸棒君3名限定の能力で、そういう人がのちのちあら確実にあらわれる、あるいは溶媒しているという状況なら社会がそれに未来を預けてもいい体制になるかと思うのだけど、どうも、この話の限りではその人の世代だけ・・、彼らが死んだら終わり・・って気が売る。そしたら次の世代はどうするの???ってことになる。どうもそのいい加減サを背負っての物語なので、サイエンス・フィクションというよりもサイエンス・ファンタジーにいれてしまう。 それともうひとつ、事件が予知夢によって妨げられている世界っていい世界なのだろうか? もしそんなシステムがあっても、未私はこのシステムは採用しないと思う。やっぱり事件は起こって、それをパニッシュメントされる報道がなされて、そえを見て子供たちは何をすべきか、何をすべきでないのかを徐々に学んでいくのであって、パニッシュメントされるものが情報としてインプットされない子供の心って正しくそだたないんじゃないかと思うのだけど・・・。 ま、これは私の戯言ですけど・・・。 それでも、未来の情報管理システムなんかはすっごく魅せてくれた。 そのへんはスピルバーグ、さすがでした。 <あらすじ> 西暦2054年のワシントンD.C. 社会は殺人予知システムのおかげで、殺人事件がおこる前に防がれるという画期的システムを構築していた。そのシステムとは、プリコグと呼ばれる予知能力者3人が予知夢を提供し、3人が3人とも「その人が殺人をおかす」というビジョンを提示すれば、その人を殺人を起こす前に逮捕するというシステムだ。 ところが犯罪予防局の犯罪取締チームの主任、ジョン・アンダートン(トム・クルーズ)が、システムにより殺人事件の第一容疑者に挙げられてしまう。彼は自分が事件を起こすことになる36時間後までに、真実を暴かねばならなくなった。彼は、殺人予知システムを考案したアイリス・ハイネマン博士(ロイス・スミス)をたずねる。博士が言うに、予知能力者3人のビジョンが一致しない時、少数報告の方は棄却されてしまうのだ。つまり無実であるのに犯罪者として扱われてしまうこともごくごくまれにあるという。やがて真の犯人が、アンダートンの父親的存在である局長ラマー・バージェス(マックス・フォン・シドー)だと判明する。
by ssm2438
| 2009-07-07 06:31
| S・スピルバーグ(1946)
|
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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