西澤 晋 の 映画日記

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2009年 07月 07日

タップス(1981) ☆☆

f0009381_985239.jpg監督:ハロルド・ベッカー
脚本:ダリル・ポニックサン
    ロバート・マーク・ケイメン
撮影:オーウェン・ロイズマン
音楽:モーリス・ジャール

出演:ティモシー・ハットン
    トム・クルーズ
    ショーン・ペン

        *        *        *

もしかしたら、これ、トム・クルーズのデビュー作??
とても丸々としてて可愛らしかった(笑)。

この映画が公開される前の年のアカデミー賞『普通の人々』ロバート・レッドフォードの初監督作品。とっても良かった。そのなかで、アカデミー助演男優賞をとったのがこの映画で主演しているティモシー・ハットン。当時はとてもみずみずしくて、ナイーブで、なおかつ健やかに伸びそうな可能性を秘めていた。ちょうど『いまを生きる』イーサン・ホークみたいな雰囲気。そんな彼がちょっときになっていたので、この映画をかりてきて見たのが・・・・もう20年くらい前の話。

とにかくシチュエーションにびっくり。
舞台になるのが開校依頼150年という陸軍幼年士官学校。12歳で親もとを離れ、6年間の寄宿舎生活をし、厳しい規律の下で軍人としての学習と教練を教え込まれる学校。やがてここを卒業していったものが士官学校にはいることになるのだが、その下準備として子供のころから軍人としての生き方になじんでおくための施設というところか。そしていわば生徒会長というのが最年長学年から選ばれ、生徒の最高司令官となる。
この物語の主人公、ブライアン(ティモシー・ハットン)は、入学以来ずっと首席を通しいよいよ最高学年に進級し、全校の生徒指揮官となるはずだった。

しかし校長ハーラン・ベイシュ将軍(ジョージ・C・スコット)は、卒業式の訓辞で、ミリタリー・アカデミーなど現代では時代錯誤な存在だから、1年間の猶予を置いて閉校するという理事会の決定を発表。さらにその夜、ダンス・パーティで生徒たちと町の少年たちの喧嘩となり、とめようとしたベイシュ将軍の銃が暴発、1人の少年を殺傷してしまう。校長は警察に連行され、学校は即時閉鎖されることになった。
もろもろしい雰囲気の中、ブライアンは最高司令官にまつりあげられ、閉鎖撤回を実力でかちとろるそのリーダーとなってしまう。武器庫のマシンガン、M60銃、手榴弾を手に篭城を始める150余名の生徒たち。その中にはいつもブライアンをささえる心の友アレックス(ショーン・ペン)や、実行力では右に出るものはいないデイビッド(トム・クルーズ)らがいた。

門の後方にバリケードをはった彼らは、子供とはいえ、武装した集団である。州軍が周囲をかこみ、指揮官カービー大佐(ロニー・コックス)が説得にあたるが、生徒たちの意思は固かった。それでも校内の水道と電気が切られた。疲労と心労がたまり挫折する生徒も出てくる。12歳の子供が事故のために死亡。伝統を引き継ぐことか、それとも子供たちの未来か、ブライアンの心は揺れた。幼い生徒たちは家に帰した。外では州軍ついにバリケードを突破するために戦車までくりだしてきた。まさに一触即発の状況だ。ブライアンは子供たちの未来の為に伝統を捨てることを決意する。だがデイビッドが狂ったようにマシンガンを発射。州軍も応戦。とめようとしたブライアンもデビッドも撃たれて死亡してしまう。ブライアンの亡骸を抱きかかえて校門に向うアレックス、涙が頬をつたっていた。

by ssm2438 | 2009-07-07 08:33


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