西澤 晋 の 映画日記

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2009年 07月 07日

ユー・ガット・メール (1998) ☆☆☆

f0009381_20294957.jpg監督:ノーラ・エフロン
脚本:ノーラ・エフロン
    デリア・エフロン
撮影:ジョン・リンドレー
音楽:ジョージ・フェントン

出演:メグ・ライアン
    トム・ハンクス

        *        *        *

『めぐり逢えたら』(1993)につづいてノーラ・エフロンメグ・ライアントム・ハンクスというゴールデン・ラブコメ・トリオによる2本目の映画。1940年に作られたエルンスト・ルビッチ『桃色の店』の手紙のやりとりを今風のメールに置き換えたリメイクである。ただ、このときはトム・ハンクスがデブでちょっといただけなかった。気のせいか、メグ・ライアンもいまいちテンションさがりぎみに見えた。トム・ハンクスがもっとスマートだったら普通に見られたのに・・。
なんでこのときトム・ハンクスがあんなにデブだったかというと、同時期にロバート・ゼメキス『キャスト・アウェイ』という映画をとっており、この映画が、航空機事故でどこかの島に一人流されてサバイバルするというもの。島に流されるまでの前半~中盤はデブでなくてはいけなくって、それから半年間撮影は中止、その間にトム・ハンクスは20~30キロの減量をし、後半部の撮影にはいる契約になっていたとか。で、そのデぶな時期に撮影がかちあってしまったのがこの『ユー・ガット・メール』。おかげでのこの映画のなかのトム・ハンクスはデブだったそうな。

このころになるとメールでのやり取りは社会に浸透していて、だれもが見知らぬ人とメールでやりとりをしてみるということをしていた時代。私もこの映画がはやるすこしまえくらいから、当時のニフティ・サーブでパソコン通信と言われるものをやっていて、ネットでメルトもをみつけてメールを書いていた。楽しかった。当時のニフティはまだ実名表記だったので、言葉に責任もある。そのなかでのメールのやり取りだったのでその後7~8年続いた人3~4人はいた。それ以降は現在のようなハンドルネームでやり取りをしあう形が主流になってきて、そこで知り合った人たちとはほとんど長続きしなかった。おかげで今でもハンドルネームでのやり取りは嫌いである。

そうはいっても、見知らぬ人との言葉のやりとり、そしてその人と会ってみようかってことになったときに喜び、で、あってみるとほとんどの場合はイメージと違ってメールはそれっきりになる夢の終わりは現実・・。あれは相手を勝手に自分で想像していたから楽しかったのだ・・と知る。
しかし、この映画はあってからも、つづいていく話。でもそのシチュエーションの作り方が上手い。さすがノーラ・エフロン

ノーラ・エフロンの脚本は実におもしろい。『恋人たちの予感』『めぐり合えたら』『マイケル』など。センス・オブ・ヒューモアにあふれてる。気軽に見たいときはこの人の物語は最高にいい。最初にみたのは『恋人たちの予感』だったが、最初みたときはそれほどでもなかったのだ、でも、何年かたつとなかなか忘れがたい映画であることにきづいた。それ以降、この映画の評価は私のなかでは高い。それ以降は脚本だけではなく監督もやるようになっていて、この『ユー・ガット・メール』も監督・脚本をこなしている。最近はニコール・キッドマン主演で『奥様は魔女』作っていたが大ハズレ。あれはみてないことにしよう(苦笑)。

<あらすじ>
ニューヨークのある街角。亡き母から受け継いだ小さな絵本の店を経営するキャスリーン(メグ・ライアン)はインターネットで知り合った顔も知らないある相手との交信に心ときめかせていた。一応恋人フランク(グレッグ・キニア)がいるが二人はいまいち停滞気味。ある日、彼女の見せの近所に大手チェーン店=フォックスの巨大な本屋が出現することになる。彼女はその見せに行ってみるが、そこの御曹司ジョー(トム・ハンクス)と反目し合う。しかし彼こそ例の交信相手だった。ジョーもまた編集者の恋人パトリシア (パーカー・ポージー)よりも、未知の相手との交信に安らぎを覚えていた。
やがて二人は会ってみようということになる。しかしキャサリンは待ち合わせの店で待っているがそれらしい相手は来ない。そうこうしてるとライバル店の御曹司ジョーがあらわれる。「なに待ち合わせ、相手が来るまで話していようか」てな展開に・・・。

その後に出てくるエレベーター・エピソードはあっちこっちの映画やドラマでもときどきみられることになる。
ジョーが乗っていたエレベーターが突如停止、ここから救出されるのかどうかもわからない。もしかしてケーブルがおちらそれで終わり。その中に乗り合わせた人々はそれぞれ決意表明していきます。その中の一人の男は「俺はここを出られた彼女に告白しにいく」って。それを聞いてジョーも決意する。

by ssm2438 | 2009-07-07 19:33 | ノーラ・エフロン(1941)


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