西澤 晋 の 映画日記

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2009年 06月 11日

アメリ(2001) ☆☆☆

f0009381_2354333.jpg監督:ジャン=ピエール・ジュネ
脚本:ジャン=ピエール・ジュネ
    ギョーム・ローラン
撮影:ブリュノ・デルボネル
音楽:ヤン・ティルセン

出演:オドレイ・トトゥ
    マチュー・カソヴィッツ

        *        *        *

お下劣な色使いが有名なジャン=ピエール・ジュネ、今回も赤と緑をやたらと使っている。個人的にはジュネの作品はあまり好きではないのだが、まあ、これはいいほうかなって感じ。この映画は現実と対峙できない女の子のけなげな挑戦の映画。そうはいいても一応セックスだけは済ましているのは日本の腐女子どもよりはエライかも(苦笑)。私自身も現実に立ち向かえない人間というはの嫌いなのだけど、まあ、この映画はそこから健気に(かなり健気に)脱出をこころみている人の話なので・・・まあ、許せたかな。

ただ、基本はやはりこの手の女は好きではない。この映画を、映画としては否定しないけど、「この映画が大好きっ」て言う人とは仲良くなれないと思う。
たしかに、ありのままの現実をそのまま受け入れて生きるにはつらすぎるかもしれない。だから人間はときとして幻想にすがって生きている。彼女にとってファンタジーと戯れるのはこの世界でサバイバルするための唯一の手段なのだろうが、やはり現実と向き合う勇気はもっていてほしいものだ。というか、それをもてるように努力していくのが人生だと思うな・・・。アメリの場合はそれが22にもなってこんな状態なのでどうにもいらだつものを感じる。私の知り合いの二人の女性はこの映画が大嫌いらしい。不思議なことに彼女ら二人ともおひつじ座の女だった。この映画が嫌いというよりも、この映画に描かれている「女性の卑怯さ」が許せないみたい。さすが私の愛すべきおひつじ座女(笑)。

実はこの映画も、セザール賞作品賞をとっているとか・・、びっくりである。別にそんなめくじらたてるほど嫌いでもないが、これがその年のベスト1ってのはフランス映画界も人材がいないとみえる。

by ssm2438 | 2009-06-11 02:06


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