2009年 03月 04日
監督:ケヴィン・サリヴァン 原作:ルーシー・モード・モンゴメリー 脚本:ケヴィン・サリヴァン、ジョー・ワイゼンフェルド 撮影:ルネ・オオハシ 音楽:ヘイグッド・ハーディ 出演:ミーガン・フォローズ コリーン・デューハースト リチャード・ファーンズワース パトリシア・ハミルトン * * * 誰もが知っているルーシー・モンゴメリーの『赤毛のアン』、実は私も好きである。しかし、これはあくまで活字で読でこそのお話であって、映画にするとなるときっと外れるだろうなって思って見に行ったら・・はは、以外にしっかり出来ててほろほろ来てしまった。当時レーザーディスク買いました(笑)。 原作のアンはやせっぽちって設定だったけど、ミーガン・フォローズはどちらかというと、ほっとくとデブになりそうなタイプ。でも、全然違和感なかった。でも、デブにならないように製作者からかなり言われてたそうですね。当時のパンフレットにそんなことが書いてありました。しかし、この映画ではこんなもんだとおもったのですが、続編になるとさすがにタガが外れたらしく、ふっくらしてましたな(苦笑)。 反対にダイアナがけっこう大柄で・・、あれだけはミスキャストだと思うなあ。マリラのコリーン・デューハーストはまさにはまり役。うれしい!! 原作で、ドレスを買いにいってクマデを買ってきてしまうマシューのエピソードが好きなのだけど、この映画のなかではどうやら買えたみたい。 <あらすじ> カナダのプリンス・エドワード島に住むマシュウ(リチャード・ファーンズワース)とマリラ(コリーン・デューハースト)の独身の老兄妹は、農場の跡を継がせるべく、孤児院からやって来る男の子を養子にしようと考えていた。しかしふたりの前に現われたのは赤毛の少女アン(ミーガン・フォローズ)だった。兄妹は、おせっかいであけすけなレイチェル・リンドン夫人(パトリシア・ハミルトン)や、同級生のギルバート(ジョナサン・クロンビー)に、赤毛をひやかされて癇癪を爆発させたアンに手を焼くが、やがてふたりはこの少女が自分たちの生活になくてはならない存在になっていることに気づくのだった。 ある日アンは、親友のダイアナ(シュイラー・グラント)を誤って酔っ払わせ、彼女の母親バーリー夫人から絶交を命じられるが、やがてそれは喉頭炎にかかったダイアナの妹を看病で助け、誤解をとくことで、許されるのだった。 クィーン学院に入学したアンは、ギルバートに対して競争心を募らせていくが、同時に彼に対するある種の同特別な連帯感も感じるようになっていった。アンが休暇で島に戻ってきたある日、マシュウが死んだ。一人残されたマリラのために、アンは島に残って教師になるつもりであることを告げる。その職は既にギルバートで決まっていたのだが、彼はその職をアンに譲ったのだ。 「これで許してもらえたかな?」「もうとっくに許してたわ」の会話・・。 アンとギルバートの「あいつだけには負けたくない」と思える相手との競争というのは、時をかさねていくと、それをやりぬいたもの同士という強い連帯感に変わっていくもので、この物語はそれを短い時間のなかできちんと描いていた。よくあの原作を、これだけコンパクトにきちんと纏め上げたなと感心する。そのためにクマデを買ってしまったマシューのエピソードが削られたとしても、文句をいうつもりはもうとうない。 すばらしい出来だった。
by ssm2438
| 2009-03-04 19:56
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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