西澤 晋 の 映画日記

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2009年 05月 30日

エマニエル夫人(1974) ☆

f0009381_10481832.jpg監督:ジュスト・ジャカン
原作:エマニエル・アルサン
脚本:ジャン=ルイ・リシャール
撮影:リシャール・スズキ
音楽:ピエール・バシュレ

出演:シルヴィア・クリステル

        *        *        *

まあ、そういうものがあったという事実だけ知ってればいい作品。今くらいAVがはやってる時代には存在価値はなさそう。あの時代はAVなんてなかったから、ソフトポルノというジャンルでこれが見られたのは意味があったとおもうのだけどね・・。

原作は『卒業生』のエマニエル・アルサン。まあ、あっちも同じようなことやってます。正直展開のパターンは同じで、フィリピンを訪れたアニー・ベルが、そのみちすがら写真家としりあって・・って展開。あっちも写真家だ(苦笑)。存在感はシルビア・クリステルのほうが上だけど、若さと美しさはアニーベルのほうが上だろう。

しかし、外交官の妻ってのは、就労ビザがないからこのころは働けなかったみたい。そんなわけで、同じ外交官の妻どおしがあつまってテニスやったり、プールで泳いだりと・・そんな生活ばっかりだったような。もっとも、それはこの映画だけで、実際はちがったのかもしれないけど。

<あらすじ>
外交官である夫のジャン(D・サーキイ)は一足先にバンコクへ旅立っていた。フランスでの生活を整理した
エマニエル(S・クリステル)も、夫を追ってバンコクへ旅立っていった。で、飛行機のなかで浴場をもよおしたエマニエルはそこで見知らぬ乗客とさっそく一発。
飛行場へは彼が出迎えにきていた。エマニエルが加わることになったフランス人の集まりはとりわけサロン的ムードが濃く男も女も自由に交際していた。エマニエルは、女性からもカリスマ的な人気があったマリオ(A・キュニー)という男と引き合わされる。

彼は「セックスから文明社会の意味を取り除いた部分にしか、性の真理はない」という哲学をもっていた。
実はこれは原作者エマニエル・アルサンのいつものテーマである。あんまり説得力がないけど、彼女の原作の映画を見るとこのテーマ性は一貫している。

エマニエルはマリオにとってそうした哲学を実践するにまたとない素材なのである。ある一夜、マリオと食事のあと、彼はエマニエルに己れの主張を説きながら、さまざまな場所でさまざまな男たちと性関係を持たせる。アヘンの巣窟で輪姦させ、キック・ボクシングの勝者に彼女の肉体を提供した。こうした一夜の、恥辱としかいいようのない体験のあと、エマニエルの表情は不思議にさわやかだった。マリオのいう性の自由の世界に魅せられつつあったのかも知れない。

by ssm2438 | 2009-05-30 10:21


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