2009年 10月 19日
監督:ジョージ・ロイ・ヒル 脚本:アラン・バーンズ 撮影:ピエール=ウィリアム・グレン 音楽:ジョルジュ・ドルリュー 出演:ローレンス・オリヴィエ アーサー・ヒル ダイアン・レイン * * * 「伝説は君たちが作るものだ!」 ・・これにやられたね。 ジョージ・ロイ・ヒルはこれまであんあまり好きではなかったのだけど、これはいい!! このころのダイアン・レインは、両目ともちゃんと瞳孔がうごいてた。いつのころからでしたっけ? 瞳孔片方開いたままになっちゃったのは? ま、そんなことはいいや。 <あらすじ> 記憶力と数字が強い天才少年ダニエル(テロニアス・ベルナール)は13歳。タクシー運転手の父と二人暮し。ローレン(ダイアン・レイン)も哲学と数学が優秀な才女。富裕なアメリカ人実業家の娘で、母は映画監督のジョージといい仲。そんなお利口さんのふたりがその監督さんの映画撮影現場で知り合う。 ルーブル宮殿の庭園で再会した2人は、ジュリアス(ローレンス・オリヴィエ)という老人と知り合いになった。彼は2人に、ベネチアにあるため息の橋の下で日没の瞬間にキスした恋人たちは永遠の愛を手にすることができるというサンセット・キッスの伝説を語って聞かせた。 ローレンは、両親が近くアメリカに帰国するのを知り、その前にサンセット・キッスの伝説を身をもって体験したいと考え、ダニエルとべネチア行きの決意を固めた。ジュリアスの協力で、必要なお金を得た2人は、ジュリアスと共に早速ベネチア行きの列車に乗り込んだ。しかしパリでは、ローレンが誘拐されたということになってしまう。ローレンとダニエルが国境を越えてイタリアに向ったことをキャッチしたパリ警察は、同行しているジュリアスが実はスリであることから、ベネチア警察へ捜査指令を出した。 手持ち金を紛失した3人は、ヒッチハイクし出目的地へ向かう。車に乗せてくれたカップルからジュリアスは金を失敬し自分の正体を子どもたちに話した。例の伝説も作り話しであることを告白した。目的意識を失ってしまう二人。そんなジュリアスが言う。 「私が言ったことは嘘でも、伝説というのは、君たちが作るものだ」 その言葉に新たなモチベーションがふたりの心に沸き起こる。ジュリアスはそこで別れて警察に自首し、ダニエルとローレンは再びため息橋をめざす。警察もおってくるなか、映画館に隠れたりもして、ようやくゴンドラに乗り、夕暮れ前に橋の下にたどりついた。教会の鐘が響きわたる中、ふたりはキスを交し、永遠の愛を誓い合うのだった。 「伝説というものは、君たちが作るものだ」 ・・・この言葉にどれだけ、感化されたことか。私も自分の屋ありたいことを強引に成し遂げてきた人間だが、経た理想になったときはこの言葉が心のそこからわいてくる。誰かが作った伝説など私が伝えるに値しない。そんなものは自分で伝説を作れない人にまかせておけばいい。 * * * 予断だが私の本 『リアルなキャラクターを描くためのデッサン講座』が中国語になるらしい。 でも、印税はなく、契約金とうことで5万円だけくれるそうな。この業界、そんなもんかい!?
by ssm2438
| 2009-10-19 15:06
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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