2009年 04月 24日
監督:ジャン=ピエール・ジュネ 脚本:ジョス・ウェドン 撮影:ダリウス・コンジ 音楽:ジョン・フリッゼル 出演:シガーニー・ウィーヴァー ウィノナ・ライダー * * * 強引に復活させましたな、リプリーを・・。これくらいの力技を使うってことはシリーズ5作目もねらってるんでしょうか、っておもったら、エイリアン対プレデターになっちゃった・・とさ。 ジャン=ピエール・ジュネも水を演出するのが好きな監督さんの一人。今回このシリーズをやると決まってすぐに思いついたのが「なんとか水中のエイリアンを描きたい」だったのではないだろうか。宇宙船内に水のある空間を用意して、そこで水中遊泳するエイリアンを登場させる。これ、ひとえにジュネが水のなかを描きたかったからだと思うな。私もそうなのだけど、水が好きな人って、なんとか水の描写をいれたくなるんですよね。タルコフスキーなんかもそうだしね。 ただ、映画的にはもういいかなって感じです。このシリーズで母子の愛のドラマにしてしまったらもうエイリアンの「怖さ」というシンプルエッセンスはもうないですよ。今回最後に搭乗するエイリアンは、人間のDNAを受け継いで子宮を持つようになったエイリアン・クイーンから生まれたニューボーン・エイリアン。彼は、エイリアン・クイーンから生まれるとすぐ、クイーンを殺してしまう。彼は、リプリーを母親と思っているのだ。 あと私の好みでいえば、ばっちい人がでてくる映画って生理的にすかない。社会性とか、理性とかがなくなって、暴力性だけが表面化してしまう。『マッドマックス2』とかこの『エイリアン4』とか。この手の流れになって、社会性がなくなるとドラマとしてはつまらん。 <あらすじ> 冥王星の近くに停泊する宇宙船オーリガ号。エイリアンは生物兵器として利用したい某組織は、幼生を体内に宿したまま自らの命を絶ったリプリー(シガーニー・ウィーヴァー)のクローンを再生、体内のエイリアンを取り出し増殖させる。そして再生されたリプリーはエイリアンの持つ凶暴さと運動性も引き継いでいた。 密輸船ベティ号がオーリガ号にドッキングする。エイリアン再生計画を指揮するペレズ将軍(ダン・ヘダヤ)は、ベティ号のクルーたちをエイリアンの宿主にしようと考えていたのだ。しかし、彼らは隠し持っていた武器で反撃、オーリガ号を占拠してしまう。ところが、檻から逃亡したエイリアンの一群がオーリガ号の乗組員たちを捕食していく。 オーリガ号は緊急時に自動的に地球に向かうよう設定されている。アンドロイドだったのだコール(ウィノナ・ライダー)がコンピュータにアクセスしベティ号に搭乗、オーリガ号から離脱。オーリガ号は地球を目前にして爆発。安心したのも束の間、ベティ号の倉庫に潜入したニューボーン・エイリアンは、リプリーを母として慕うが、リプリーは、彼を悲しみをこらえて宇宙空間に放り出すのだった。 しかし、ジュネもなんかホモ監督っぽいなあ。
by ssm2438
| 2009-04-24 20:40
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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