監督:シルヴェスター・スタローン
脚本:シルヴェスター・スタローン
撮影:ビル・バトラー
音楽:ビル・コンティ
出演:シルヴェスター・スタローン
タリア・シャイア
バート・ヤング
カール・ウェザース
バージェス・メレディス
* * *
最後はロッキーに勝たせる話を作ろうということが先行して作られた話。しかし、前作がスタローンの魂がにじみ出た話だったけど、この2作目以降はもう、「これがみたいんだろう」って観客の受けをねらったもの。なのであんまり感動というものはない。しかし、盛り上げ方、迫力のあるボクシングシーンの見せ方など、ノリで見せる技術は一つの完成形をみせたといっていいだろう。
<あらすじ>
試合後「リターンマッチはなしだ」というアポロ(
カール・ウェザース)、「俺も嫌だ」というロッキー(
シルヴェスター・スタローン)。そして病院に搬送させるふたり。一夜にしてヒーローになったロッキーだが、猛烈な打ち合いでダメにした眼部が悪化し、医者からはボクシング続行を止められてしまった。
傷のいえたロッキーは、恋人エイドリアン(
タリア・シャイア)と内輪の人々だけのささやかな結婚式挙げた。ファイトマネーとローンで買った新居に移り、トランザムの新車を購入し、安らかな新生活がはじまった。やがて、エイドリアンが妊娠し、いつまでものん気にはしていられないと感じたロッキーは、何か安定した職業に就こうと決心するが、ボクシング以外はどんくさいロッキー、なかなか職がみつからない。
一方、世間からバッシングをあびていたアポロは、ロッキーとの再戦を決意し、挑発をしかけてくる。ロッキーの眼を心配するエイドリアンやトレーナーを依頼したミッキー(
バージェス・メレディス)の反対にも関わらず、人生の壁につき当っていたロッキーは、再戦する決心をした。
しかし、早産の危機に見舞われたエイドリアンは無事出産したものの、危険な状態に落ち入った。トレーニングどころではないロッキー。長い昏睡が続く妻の傍らで、ロッキーは、闘うことをあきらめるが数週間後、眠りから覚めたエイドリアンは、「ウィン」とロッキーに告げる。
以下、一気に開放されるエネルギー。