監督:シルヴェスター・スタローン
脚本:シルヴェスター・スタローン
撮影:ビル・バトラー
音楽:ヴィンス・ディコーラ
出演:シルヴェスター・スタローン
ドルフ・ラングレン
ブリジット・ニールセン
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これはただのお祭りでした。映画を見させられるのが好きな人にはいいと思うが、見るタイプの映画ファンにするともうどうでもいい。構成も図式的すぎる。科学でトレーニングするドラゴ(
ドルフ・ラングレン)と自然の中で野性味を味わいつつトレーニングするロッキーの対比をみせ、最後はソ連のドラゴを打ち負かし、アメリカ万歳の映画。
<あらすじ>
ドラゴ(
ドルフ・ラングレン)とアポロのエキシビジョン・マッチが決まった。ラスヴェガス、MGMホテルの特設リングで米ソ両大国の試合が盛大に行なわれた。妻ルドミラ(
ブリジット・ニールセン)やコーチらのもとで最新鋭科学の粋を駆使したトレーニングを積んだ巨大な肉体をもつドラゴは、アポロをあっという間に打ちのめし、アポロはリング上で絶命した。
12月25日のクリスマスにモスクワでドラゴとロッキーの試合が行なわれることになった。ロッキーはシベリアの田舎町にわたり、見渡す限りの雪原で自然に挑戦するかのように、走り、木を切り、荷車を引く。四面楚歌のモスクワのリソグにあがるロッキー。熱戦に次ぐ熱戦が続き、観衆はいつしか、ロッキーの不屈の闘士に賛同し、ロッキーに惜しみない拍手を送った。そして、遂に最終ラウンドでロッキーはドラゴを倒すのだった。