西澤 晋 の 映画日記

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2008年 11月 12日

ゴジラ対ヘドラ(1971) ☆☆

f0009381_0145741.jpg監督:坂野義光
脚本:馬淵薫、坂野義光
撮影:真野田陽一
音楽:真鍋理一郎
特殊技術:中野昭慶

出演:山内明、木村俊恵、川瀬裕之

        *        *        *

ゴジラ史上の燦然と輝く怪作。

当時大きな社会問題であった公害問題を前面に打ち出し、当時メジャーだった製紙業が盛んな静岡県富士市にある田子の浦港のヘドロによる汚染を題材に採った作品。片目はつぶされ、片腕の手は肉がただれ白骨化した。ヘドロのため池におとされてもがくゴジラ。怒りの最後はヘドラの目玉繰り抜き。ゴジラがもっとも死闘をくりひろげたのがこの『ゴジラ対ヘドラ』だっただろう。リバイバルではないゴジラをリアルタイムでみたのはこれがはじめてだった。これは幸運というか、なんというか・・。

そしてゴジラもついに空飛ぶ!
ゴジラが空を飛ぶというアイディアには田中友幸プロデューサーが反発したが、坂野監督はクランク・イン後に田中が入院したのを幸いと、その間に東宝の重役から「ゴジラの飛行」の許可をとりつけ、劇中に盛り込んだ。試写でこれを観た田中は、「ゴジラの性格を変えてもらっては困る」と立腹し、しばらく坂野と口をきかなかったそうである(ウィキペディア)。
しかし、ゴジラが飛ぶよりも、それ以前にアホな映画を一杯つくってるのだがら、そんなことをいってもどうなん??って思うけど・・。しかし、個人的には飛ぶのはナシだなあ。いろんな意味で、よくも悪くも、サイケで、いいシーンもあれば、悪いシーンもあるという、ゴジラ映画のなかでは異色のカルト映画であった。

<あらすじ>
駿河湾のヘドロの中で誕生したへドラはヘドロを主食としている怪獣だった。ヘドラはさらに形態を変えて巨大に進化していった。各地の湾内でタンカーが引き裂き、遂に田子の浦から日本に上陸した。工業地帯の煤煙やガソリンを食べたヘドラはさらに全長六十メートルに成長していった。エネルギー源となる多量のヘドロを体内に蓄積し、ジェット噴射による飛行も可能となり、ヘドラの行動半径はさらに広がった。ヘドラの行くところビルは崩壊し、光化学スモッグが発生した。またヘドラの口から弾丸の如く飛ばされるヘドロと、双眼の上から放たれる赤色光線は、人間を一瞬にして白骨と化した。
この地球の危機に、何処からともなくゴジラが出現した。ゴジラとヘドラ、この二頭の怪獣のいつ果てるとも知れない凄絶な死闘は東京湾から、さらに富士の裾野へと展開されていった。悪戦苦闘するゴジラの左眼はつぶされ左手も赤色光線でなかば白骨化してしまった(このような描写は『ガメラ』あったが、ゴジラではきわめて異例)。一方、海洋生物学者の矢野博士は、ヘドラ打倒のため電極板を発明、自衛隊の手によって富士の裾野へと運ばれた。送電線が切れ、使用不可能となった。その瞬間、ゴジラが放った火炎が電極板に感応し、もの凄い電流がヘドラの体内をつらぬいた。さしものヘドラも水蒸気を立ち昇らせ、みるみるくずれ落ちた。ヘドラのなきがらにズボ、ズボと腕を突っ込むゴジラはヘドラの目玉を繰り抜いた。やがて、全身傷だらけになったゴジラは、人間の前から去っていった。

by ssm2438 | 2008-11-12 22:38 | ゴジラ(1954)


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