西澤 晋 の 映画日記

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2009年 11月 03日

鬼戦車T-34(1964) ☆☆

f0009381_19352140.jpg監督:ニキータ・クリーヒン、レオニード・メナケル
脚本:ミハイル・ドウジン、セルゲイ・オルロフ
撮影:ニコライ・ジーリン、ウラジミール・カラセフ

出演:ヴヤチェスラフ・グレンコフ、ゲンナジー・ユフチン

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正直な話、前半はかなりかったるいのです。あと、うけないギャグもたまにあるし。しかし、戦車に乗り込むまでは我慢我慢。標的にされた戦車が脱走してからは面白い。
もちろん演習用の標的にされた戦車なのだから武装もしてなくて、ただ走ることしか出来ないのだけど、それでもそれがドイツの市街地や、野原を疾走し、それをドイツ軍がおっかけてる画面を想像するだけでも面白いものになるはずだけど、それと同時に実に牧歌的なのどかさがあるんだよね。このタイトルからするとあまり思い浮かばない風景かもしれないが、美しい麦畑のなかの一本道とかを戦車が走ってる。アクション映画というよりも、そのなかの人間ドラマというか、それは見方に対しても、敵に対してもなのだけど、ヒューマニズムがあるんだよね。もしこの映画をアニメ化するならぜひとも高畑勲さんにやってもらいたい。そんな雰囲気。

最後は逃亡して逃げて逃げて必死で逃げてるのに、戦車の前にドイツ人の少年が飛び出してきたら、ひき殺せなくてとまちゃう。で、やられてしまうという・・いかにも当時のソ連映画的。

<あらすじ>
第二次世界大戦さなかのドイツ東部。ナチス軍の新兵器の野外実験のためにソ連の戦車が標的されていた。戦車の操縦士はソ連軍捕虜の中から選ばれ、一斉射撃で火につつまれる戦車の乗員は市を待つことしか出来なかった。その日の実験では、イワン(V・グレンコフ)、ピョートル (G・ユフチン)、少年兵アリョーシャ(V・ポゴレリツェフ)らソ連軍捕虜とフランス兵捕虜ジャンが搭乗した。射撃実験が始ると。実彼らが乗った戦車T34は敵の砲車めがけて突進し、脱走を始めた。街を通り、森林をぬけ、ソ連領めざしてひた走った。脱走を続ける戦車をナチス軍が包囲し、まずフランス兵ジャンが倒れた。続く敵軍の猛烈な攻撃にピョートルとアリョーシャも死に、イワンだけが残った。頑固な意志と行動力を持つイワンは、ひとり戦車を疾駆させつづけた。その時ドイツの少年が道にとび出し、戦車の前に倒れた。少年を助けようとして戦車から下りたイワンは敵弾に射たれたのだった。

by ssm2438 | 2009-11-03 19:38


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