西澤 晋 の 映画日記

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2009年 05月 06日

13デイズ(2000) ☆☆☆

f0009381_0554338.jpg監督:ロジャー・ドナルドソン
脚本:デヴィッド・セルフ
撮影:ロジャー・ディーキンス
編集:コンラッド・バフ

出演
ケヴィン・コスナー (大統領特別補佐官ケネス・オドネル)
ブルース・グリーンウッド (ケネディ大統領)
スティーヴン・カルプ (ロバート・ケネディ)

        *        *        *

私が生まれた年(1962年)のイベントとして有名なのがこのキューバ危機と『キングコング対ゴジラ』が作られたこと(笑)。同じケネディ大統領を扱った映画『JFK』でも主演を務めたケビン・コスナーを大統領特別補佐官役としてせいさくされた。キューバ上空を偵察にむかう偵察機のパイロットひとりひとりに「神のご加護がありますように」って言葉をかけるシーンが実に印象的。最後にとびたつことになったひとりが打ち落とされることになるのだけど、この前振りがきいてた。こういうのをみると「くそ、上手いな」って思ってしまう。
しかし、実はをベースにしているとはいえ、あくまでフィクションなので、史実とはことなることを理解はしておこう。作品中の国防総省、及び当時の将軍の描き方が否定的かつ好戦的過ぎる部分があり、国防総省からの協力を一切拒否された、という逸話があるらしい。

監督のロジャー・ドナルドソン『追いつめられて』『カクテル』などをこなし、最近では『世界最速のインディアン』を監督している。どうなるか判らないストーリーはけっこう得意分野なのかもしれない。『追いつめられて』なんてほんと、どうなるかわからない映画だった。あのくらい先が読めない映画はそうない(苦笑)。しかし、見ている人は、あるていど落ち着く先をしって、そこにいくまでのはらはらどきどきを楽しんでいるのであって、あそこまでどこに行くのかわからない話だとそっぽむきそうだけど。

<あらすじ>
1962年10月16日、ソ連がキューバに核ミサイルを持ち込んだという知らせがケネディ大統領(ブルース・グリーンウッド)のもとへ届く。彼は直ちに国家安全保障会議緊急執行委員会を招集。会議では空爆が推薦されたが、第三次世界大戦の勃発につながる危険があり、大統領はそれを避けたかった。彼は本音を打ち明けられる弟の司法長官ロバート(スティーヴン・カルプ)、親友の大統領特別補佐官ケネス・オドネル(ケヴィン・コスナー)と共に、最善の手を探る。
空爆を迫る軍部を退けた大統領は、国連総会のため訪米したソ連外相と会談するが、外相はミサイルの存在を否定する従来の主張を繰り返すのみ。大統領の疲労と緊張は限界に達し海上封鎖実施を発表。しかしキューバのミサイルは発射準備を整えつつあり、大統領は止むなく29日に空爆の準備を指示。さらに、爆撃目標の最終確認に飛び立った偵察機が撃墜されるという事件が起こる。軍部は即時報復を進言し、事態は一触即発の状態に。それでも大統領はトルコのミサイル撤去を切り札に最後の交渉に賭ける決意を変えず、ロバートを駐米ソ連大使との交渉役に任命する。かくして核戦争は回避され、悪夢の13日間は無事幕を閉じるのだった。

これをみていると、西洋社会の摂政というのを実感する。相手のプライドをきづつけず、ことを収めるそのやり方は、実に彼らは上手い。

by ssm2438 | 2009-05-06 00:35


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