西澤 晋 の 映画日記

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2009年 11月 25日

オーロラの彼方へ(2000) ☆☆☆

f0009381_231819.jpg監督:グレゴリー・ホブリット
脚本:トビー・エメリッヒ
撮影:アラー・キヴィロ
音楽:マイケル・ケイメン

出演
デニス・クエイド (父=フランク・サリヴァン)
ジム・カヴィーゼル (息子=ジョン・サリヴァン)
ダニエル・ヘンソン (息子6歳=ジョン・サリヴァン)
エリザベス・ミッチェル (母=ジュリア・サリヴァン)

        *        *        *

サスペンス映画なんだけど、そのサスペンスがなかったら名作になっていただろう映画。もっとも、その良いとこだけをとったのがこの翌年公開された韓国映画の『イルマーレ』だったのだろうけど。あんな感じのほうが良かったのに。なんでこんなのサスペンスにしちゃたかねえ。こういうドラマには人殺しとかいう下世話な話はにあわない。
謎解きの鍵は、69年ではまだワールドシリーズがどうなるか分ってないが、30年後の子供はその結果をしっている・・、というエピソード。サスペンスとしてはけっこうこねてる脚本で、そこそこ面白いのだが、最初のシチュエーション(生前の父と、30年後の息子が会話する)というハートフルな良さをぶち壊しにしてしまったので、食い合わせのわるい映画となってしまったのが残念。

<あらすじ>
1969年、太陽エネルギーの活発化でニューヨークでオーロラが観測されていた。深夜、ニューヨーク市の消防士であるフランク・サリバン(デニス・クエイド)は、タンクローリーの横転事故の大爆発から作業員を救助し、満足して自宅に戻った。自宅では看護師で妻のジュリア・サリバン(エリザベス・ミッチェル)と、いつも“ちびチーフ”と呼んでいる息子のジョン・サリバン(ダニエル・ヘンソン)が帰りを待っていた。幸せな家庭だったが、フランクはその後の倉庫火災の際に、要救助者を助けるために命を落とした。

それから30年後の1999年、、再びニューヨークでオーロラが観測された。刑事になったジョン(ジェームズ・カヴィーゼル)だったが、結婚を約束していた女性とは意見があわず、彼女は家を出て行った。気分がめいるなか、近くの野球場でビールを飲み、夜空のオーロラを眺めて亡くなった父親の事を考えていた。彼は押し入れにしまってあったジョンの父親の遺品のアマチュア無線機を発見する。適当にいじっていると誰かと繋がり、相手の男は無線機でCQ15と名乗った。だがそれは今ジョンがいじっている無線機の番号で、その上相手は1969年のワールドシリーズで闘うニューヨークメッツの事ばかりを話す。不思議に思っていると、無線機の向こうで男は近くにいるらしい子供に「こっちだ、ちびチーフ」と呼びかけた。ジョンは、この無線機の向こうにいる男は1969年の父親だと知る。

こうして現在と過去との間で、大人になった息子と、30年前の生前の父が会話することが出来るようになる。
倉庫火災で殉職することを父に話すと、そのかいあって彼はその時点では生き延びた。しかしそれがもとですこしづつ歴史が変わり始めてくる。そして、父はその10年後に肺がんで死ぬまで生き延びたが、現在の母が消滅した。どうやら過去のどこかで看護婦殺しの殺人鬼に殺されてしまったらしい。現存していた母を救うためには、当時の警察にその犯人を捕まえてもらうしかない。犯人逮捕のための協力を父に要求するジョン。それ以降は過去と未来を行き来する電波を通じて、ジョンが担当している現在の殺人事件と過去の看護婦殺しの犯人、そしてその犯人逮捕が母を取り戻す唯一の手段となっていく。

by ssm2438 | 2009-11-25 23:22


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