西澤 晋 の 映画日記

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2009年 09月 27日

ゴッドファーザーPART II(1974) ☆☆☆☆

f0009381_23213838.jpg監督:フランシス・フォード・コッポラ
原作:マリオ・プーゾ
脚本:フランシス・フォード・コッポラ、マリオ・プーゾ
撮影:ゴードン・ウィリス
音楽:カーマイン・コッポラ、ニーノ・ロータ

出演
アル・パチーノ (ドン・マイケル・コルレオーネ)
ロバート・デ・ニーロ (若き日ヴィトー・コルレオーネ)
ロバート・デュヴァル (トム・ヘイゲン)
ダイアン・キートン (ケイ・アダムス・コルレオーネ)
ジョン・カザール (フレデリコ・“フレド”・コルレオーネ)
タリア・シャイア (コニー・コルレオーネ・リッジ)

        *        *        *

実に不可思議な構成の映画だ。
パートⅠから過去と未来へストーリーは展開、映画では過去と現代が耕作しながら描かれていく。現代のギャング社会でファミリーのドンとなってしまったマイケル(アル・パチーノ)の苦悩と、ビトー・コルレオーネがドンとなるまでをデ・ニーロ・主演で描いた前世代部。これを一緒こたにして映画として成り立つのか??と思ったが、まあまあ見えるものになっていた。ただ、二分極化してしまった話というのはどうも個人的には好きにはなれない。しかし、マイケルの時代とビトーの時代のコントラストをつけるという意味では、「あり」なのだろう。実際その効果もでている。仮にこれを世代順に描いたとしたらそれほど感動するのか?という問題なってくる。時間軸解体はある種の卑怯なテクであることはまちがいない。

ファミリーの生い立ちは、アメリカ社会にやってきたイタリア移民たちが、なんとか自分たちの利益を集団防衛するためにはファミリーという組織が必要だったんだろうな。そしてそのときにビトー・コルレオーネは、みんなから愛されていた。そんなファミリーだったが、マイケルの時代では既にギャングというのは既に時代のはみ出しものであり、世間から忌み嫌われる存在となっていった。環境がちがうなかで、後戻りもできないマイケルのドンとしての立場。そんな状況下でも、古のおきてにしたがい、裏切りものである兄を始末する決断をつだすマイケル。

本来そのファミリーに所属するものと、その組織を守りための掟だったはずが、掟だけが一人歩きし、それに人が支配されはじめたた状態と理解するべきなのかも。

<あらすじ>
マイケル(アル・パチーノ)の父、ビトー・コルレオーネはシシリー島で生まれた。ビトーが9才のとき、父と母と兄が土地のマフィアの親分チッチオに殺された。彼は移民団の群れにまじって単身ニューヨークへ渡った。1901年のことだった。ニューヨークに着いたビトーは天然痘の疑いで3ヵ月間病院に入れられた。リトル・イタリアで成長したビトー(ロバート・デ・ニーロ)は、あらゆる職業を経て、次第に頭角を現し、移民の信望を集めるようになってきた。彼のもとには弱い人々がさまざまな願いをもって訪れる。その街を牛耳る悪玉ボスのファヌッチを仕とめたのは町をあげてのお祭りの夜だった。
ビトーと妻との間には4人の子供が出来た。汽車がシシリー島のコルレオーネ村に着き、多勢の村人が一家を迎えた。ビトーは両親の仇、チッチオを襲って、自分の手でチッチオの腹を十字に刺して殺した。

マイケルはネバダ州のタホー湖畔に新居を構えていた。ラスベガス進出を狙うにはその近くが適しているとふんだからである。ある教会ではマイケルの一人息子アントニーの聖さん式が行われていた。そのあと城のような大邸宅では大パーティが催されるが、パーティが終わりるとその夜、マイケルの部屋に何者かが機関銃を乱射した。犯人はマイアミの大ボス、ハイマン・ロスの腹心ロサト兄弟だった。更に驚くべきことに、兄のフレドーまでもが、コルレオーネ家の情報をハイマン・ロスに流していた。
そんなある日、マイケルは、犯罪調査委員会に呼び出されたが、マフィアについてのあらゆる容疑を完全に否定した。その夜、妻ケイはマイケルに離婚話をもちだした。マフィアの恐ろしさと、子供の将来を想う気持ちからだった。ニューヨークに隠れていたフレドーも呼び戻された。葬儀のあともフレドーはタホー湖畔にとどまって幼いアントニーと遊んだ。フレドーはマイケルに許されていると思ったのだ。だが、船で湖へ釣りに出たところを、マイケルの命令で殺された。

初老に達したマイケルは、一人湖畔の椅子に座り、亡き父ビトーの愛情に充ちた偉大な生涯を想い、自分の孤独に胸を痛めるのだった。

by ssm2438 | 2009-09-27 20:34 | ゴードン・ウィリス(1931)


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