西澤 晋 の 映画日記

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2009年 12月 03日

シモーヌ(2002) ☆☆

f0009381_1045472.jpg監督:アンドリュー・ニコル
脚本:アンドリュー・ニコル
撮影:エドワード・ラックマン、デレク・グローヴァー
編集:ポール・ルベル
音楽:カーター・バーウェル、サミュエル・バーバー

出演
アル・パチーノ (ヴィクター・タランスキー)
レイチェル・ロバーツ (シモーヌ)
キャサリン・キーナー (エレイン・クリスチャン)
エヴァン・レイチェル・ウッド (レイニー・クリスチャン)
ウィノナ・ライダー (ニコラ・アンダース)

        *        *        *

一昔前にマイケル・クライトン『ルッカー』という映画の中で、このようなことを予見していたが、21世紀になってこのような映画として再構築されてしまった。さすがにCGの進歩というのは目覚しいが・・、と同時に完全にCG移行となるとまだまだ無理があるのだなあって思った。

監督は21世紀期待のアンドリュー・ニコル。このアンドリュー・ノコルに関して言えば、前作『ガタカ』『トゥルーマン・ショー』が素晴らしい出来だったので、これにも期待して胸躍らせながら劇場に足をはこんだのだけど・・・、ちょっといただけなかったかな。前半はいいのだけど、後半からどんどんも尾が足りg破綻してくる。とくに最後はもう殺人容疑までかけられて逮捕される主人公。それを安易にパソコンに強い娘がシモーヌを復活させるという・・、安易な展開でなとか補正。ちょっといただけなかった。アンドリュー・ニコルは前作2本で才能をつかいはたしたかもしれない。この後とった『ロード・オブ・ウォー』もかなり悲惨な出来。次回作を期待したい。
全然関係ないかもしれないが、このアンドリュー・ノコルはニュージーランド出身。オーストラリア出身のピーター・ウィアーといい、このアンドリュー・ニコルといい、南半球の監督さんはなにか一味違う、変なテイストが根底にあるような気がする。

キャスティング的には、どうもアル・パチーノで失敗してるような気がする。彼だと灰汁が強すぎてアンドリュー・ニコルのような作品にはあわないような気がする。あまりがめついパッションは彼の作品には似合わない。CGキャラのシモーヌを演じたレイチェル・ロバーツはこれが初主演。良い感じの無機質さを出していたが、その後いまいち活躍してないようだ・・。
キャサリン・キーナー・・、実は大好き。歳をとってから知的で美しく、俄然よくなってきた。

f0009381_10523541.jpg<あらすじ>
落ち目の映画監督ヴィクター・タランスキー(アル・パチーノ)は、元妻のプロデューサー、エレイン (キャサリン・キーナー)にもほとんど相手にされなくなりつつあった。そんな彼の元に、彼のファンと名乗る怪しげなコンピューター・エンジニア、ハンク・アレノ(イライアス・コティーズ)が現われ、CG女優を作る画期的なソフトを開発したことを告げる。しかしそのハンクはまもなく絶命し、実にあっさりと物語から除外されてしまう。
タランスキーの手元に女優創造PCソフトが残された。彼はそれを使って、完璧な美貌の女優シモーヌ(レイチェル・ロバーツ)を誕生させる。共演者にはシモーヌ不在で演技をさせ、あとからシモーヌをCG合成するという手法、まるでゴジラ映画である。しかしシモーヌの人気はすぐ爆発し、タランスキーの映画も大ヒットを記録。だが世界が熱狂するにつれ、実在しないシモーヌの秘密を守るため、タランスキーは四苦八苦する。
ついに限界を感じたタランスキーは、ウィルスファイルを使って、シモーヌのデータを消してしまう。しかし葬式でシモーヌの肉体がないのがバレて、タランスキーは殺人容疑をかけられる。やがて、コンピューターに強い彼の娘レイニー(エヴァン・レイチェル・ウッド)がデータを修復し、シモーヌは復活、タランスキーは釈放。そして元妻であったエレイン と復縁し、これからは家族ぐるみでシモーヌを操ることにするのだった。

by ssm2438 | 2009-12-03 10:46


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