2009年 10月 06日
監督:ピーター・ホール 脚本:ルイス・グリーン、ジョーダン・ラッシュ 撮影:エレメール・ラガリイ 音楽:ピノ・ドナッジオ 出演 レベッカ・デモーネイ (サラ・テイラー) アントニオ・バンデラス (トニー) デニス・ミラー (アパートの住人クリス) レン・キャリオー (サラの父・ヘンリー) * * * あいかわらあいかわらずサイキーでエロイお姉ーさんやらせたら右に出るもののいないレベッカ・デモーネイ、良い味出してますな。本作はプロデュースもやってるみたいでかなり力入れてるみたい。いやいや、なかなか面白い映画になってます。この映画が撮影されたときの彼女は37歳くらい。ベッカねーさんの美乳がたっぷり楽しめるのも、この映画が一番じゃないんだろう。実にきれいな乳房です。ごちそうさまでした。 シナリオもけっこうこってて、最後まで心地よくだまされました。でもそのだましが分ってからのベッカ姉ーさんの変貌はまたまた見事、さすが姉ーさんって感じです。 女性犯罪心理学者のサラ・テイラー(レベッカ・デモーネイ)は、獄中の連続レイプ殺人犯の精神鑑定を行っている。彼が多重人格症などの自己責任が問えない可能性があるからだ。結論からいって、この精神鑑定を行っている犯人は物語とは何の関係もない。関係あるのは「多重人格症」ということなのだ。 多重人格症とは、幼児時代に性的虐待などを受けて、その子供がその事実を認めたくない場合などに、別の人格が発生し、その事実認識の穴埋めをすることになる。本作品では、もう一人の多重人格者が現れる。その前振りということで、この獄中のレイプ殺人者の多重人格症を映画を見る人に提示していくという役目をはたしている。彼をきっかけに物語を展開している。 <あらすじ> サラ・テイラー(レベッカ・デモーネイ)は一匹の猫と一緒に郊外のアパート暮らしていた。一つ上の階のクリフ・ラディスン(デニス・ミラー)とは、かつて一夜を共にしたことのあるが、それっきりおあづけ状態。二度目のエッチを夢見て何気に求めてくる彼をうっとおしいと思っているサラ。そんな彼女の前にトニー・ラミレス(アントニオ・バンデラス)というラテン系の男が現れる。そんな夜、長い間疎遠だった父(レン・キャリオウ )があらわれる。父親とは距離をおきたいサラは、なんとか父を追い返す。翌日クリフと一緒にいる時にトニーから電話がかかってくると、クリフを遠ざけるいいわけにはちょうど良いかと思い、トニーの誘いを受ける返事をしてしまうサラ。彼のアパートを訪ねたサラは、明け方までトニーとお互いのことを話し合った。彼女が5歳の時、母を事故で亡くしたことや、トニーは防犯会社に勤めており、セキュリティ・システムを売り歩く仕事をしているとか・・。 サラがトニーと付き合い始めると、彼女に贈り物がとどけられ、明けてみるとそれは不吉な枯れ花だった。そして次には飼っていた猫の死体。誰かがサラに嫌がらせをしている。魅力的だが、どこか都合よく登場したトニーか、お預けをくってるクリフ、なにか過去にありそうな父、あるいは現診断中のレイプ犯か、その弁護士か・・。 サラは終に私立探偵を雇い、トニーの行動を調べはじめる。ボストンに行くというトニーを私立探偵がつけると、彼はボストンではなく、サラが生まれたオルバニーへ行き、さらにニューヨークへと移動、家族らしき女性と幼い女の子の出迎えを受け、熱い抱擁を交わしていたという。不信感が募り、トニーの部屋を調べてみると、サラ自身を調べている形跡のある資料がみつかる。サラの母の事故死を伝える古い新聞の切り抜きと自分に関する大量のファイルを発見した。 サラの留守中に何者かがサラの部屋から出てくるところをみつけたクリフは、その男を追うが、逆に鉄パイプで殴りたおさせてしまう。アパートに戻った彼女に追い打ちをかけるように、壁に「愚か者に死を!」という殴り書きが。さらにバスルームのヒーターが落下し、危うく命を落としそうになる。 警察から帰ってきたサラのもとにトニーが現れる。彼に真意を問いただすサラ。トニーは、空港の女性はサラの離婚した夫の妹であり、トニーは彼を捜すよう頼まれていたと言う。そしてトニーが密かに廊下に仕掛けた監視カメラから、留守中にサラの部屋に侵入した人物の正体が明らかになる。そしてそこにサラの父が現れた・・。 なかなかサービス満点の、十分たのしめるサスペンスでした。
by ssm2438
| 2009-10-06 18:58
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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