西澤 晋 の 映画日記

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2009年 09月 06日

キャリー(1976) ☆☆☆

f0009381_0485594.jpg監督:ブライアン・デ・パルマ
原作:スティーヴン・キング
脚本:ローレンス・D・コーエン
撮影:マリオ・トッシ
音楽:ピノ・ドナッジオ

出演
シシー・スペイセク (キャリー)
パイパー・ローリー (母マーガレット)
ウィリアム・カット (トミー)
ナンシー・アレン (いじめっ子クリス)
ジョン・トラヴォルタ (クリスの彼氏)
エイミー・アーヴィング (スー)

        *        *        *

ブライアン・デ・パルマによるサイコホラー。デ・パルマはヒッチコック崇拝者のひとりだが、おかげで演出が説明的になることがあり、それが興冷めをおこすことがある。この映画はけっこう良い出来なのだが、一番の見せ場、キャリーの能力が暴走するシーンで画面分割をつかっているので、そこで冷める。画面分割というのは作為性が露骨に見ている人に感じさせるもので、これを映画でやられると一気に感情移入が遠のいていく。

原作はスティーブン・いじめられっ子・キング。作者自身の子供の頃のいじめられっ子の願望を具現化した映画なのだろう。

<あらすじ>
メイン州チェンバレンのハイスクールに通うキャリー(シシー・スペイセク)は、冴えない容姿とおどおどした物腰で、学年の仲間からはうとんじがれていた。ある日、体育授業がおえ、シャワーを浴びていたキャリーは、17にして初潮を迎えた。自分に何が起きたかわからないキャリーは気が動転、クラスメートの女子学生はそんなキャリーを笑いたてるが、女体育教師により騒ぎはなんとかおさまった。
キャリーは母一人子一人の家庭で育っており、母(パイパー・ローリー)は狂信的な正統キリスト教信者で、性を罪悪視し、肉体の成長はよこしまな邪念の現われだと考えていた。ゆえにキャリーも初潮のことをしらせてたいなかったのだ。しかし、キャリーにはもう一つ不思議な力があった。怒りと恐怖が爆発するとサイコキネシスを発生させるのである。
キャリーをいじめた張本人クリス(ナンシー・アレン)らのグループは、近づく春の舞踏会の出場を停止させられた。そんな中、キャリーの近くに住むスー(エイミー・アーヴィング)は、今までの態度に反省しエスコート役のないキャリーのために、ボーイフレンドのトミー(ウィリアム・カット)に。キャリーの相手をしてあげてほしいと申し出る。図書館で彼の申し出を受けるキャリー。しかしこの事は、クリスらのキャリーへの憎しみを一層つのらせた。彼女は彼女のボーイフレンド(ジョン・トラボルタ)らと、夜中に近くの農場にしのびこみ、豚を撲殺し大量の血を集めた。
f0009381_0504617.jpgいよいよ舞踏会の当日。トミーが優しくリードもらったキャリーはベストカップルにも選ばれる。興奮のうちに舞台に上がったトミーとキャリー。しかしそのとき頭上から真っ赤な豚の血がふってきた。爆笑の会場。血に染ったキャリー。やがて彼女の身体は硬直し、会場のドアはうなりを上げて閉まり、電気はショートし。キャリーのサイコキネシスが暴走をしはじめる。海上は火のうみとなり、クリスやその仲間たちは殺された。
血まみれのままうちに帰ってひとり風呂場で血を流すキャリーを母のマーガレットが殺そうとする。再びキャリーのサイコキネシスが発動、フォークや、包丁が母を串刺しにする。
キャリーの力がそうさせたのか、キャリーの家は大地震にみまわれ家が崩壊していく。すでに息絶えた母を引きずりながらなんとか脱出しようとするキャリーだが、母の手は包丁で柱に串刺しにされたままでうごかない。キャリーは母もろとも家の下敷きとなって死んだ・・・。

by ssm2438 | 2009-09-06 00:22


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