監督:ランダル・クレイザー
脚本:ダグラス・デイ・スチュワート
撮影:ネストール・アルメンドロス
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
出演
ブルック・シールズ (エメライン)
クリストファー・アトキンズ (リチャード)
* * *
ブルック・シールズの美しさと、
ネストール・アルメンドロスの撮った南海の島の美しさを鑑賞する映画。ネストール・アルメンドロスは
『天国の日々』などで露骨なフィルターとかを使わない玄人好みの美しさを撮る人。お話はたいしたことないのだが、「好きな女のこと無人島にながされたい」というシンプルな夢を具現化してくれた映画。ずっと二人でいられたらいいのにね・・。
男と女が無人島に流されて・・って話はよくあるが、これもその一つ。個人的には
オルネラ・ムーティの
『二人だけの恋の島』が好き。というか、ムーティが好きってだけだけど。
<あらすじ>
南太平洋の広大な海上を一隻の帆船が火災に見舞われ、父とはぐれた8歳のリチャード(グレン・コーハン)は従妹で7歳のエミリーン(
エルバ・ジョゼフスン)と料理番のパディ(
レオ・マッカーン)と脱出。目覚めてみると、目に別天地のような美しい島影がうつった。
その島は無人島で、過去に漂流してきたらしい人々のガイコツと酒だるがころがっていた。2人はパディから毒のある木の実の見分け方、縄の結び方など生きるために必要なことを教わるが、ある朝、そのパディが事故で死んでしまう。
それから数年後。女らしく成長したエミリーン(
ブルック・シールズ)と青年になったリチャード(ク
リストファー・アトキンズ)は、エデンの園のアダムとイブのような毎日を送っていた。二人は初めて愛を意識し結ばれた。そしてエミリーンは妊娠し、苦しい出産を終え、子どもとの新しい生活がはじまった。それから間もなくして、息子たちを探しつづけていたリチャードの父アーサーの捜索船が島にやって来た。しかし2人はその船に背を向けた・・・。