西澤 晋 の 映画日記

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2009年 11月 11日

レオン(1994) ☆☆☆

f0009381_12172348.jpg監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン
撮影:ティエリー・アルボガスト
音楽:エリック・セラ

出演
ジャン・レノ (レオン)
ナタリー・ポートマン (マチルダ)
ダニー・アイエロ (トニー)
ゲイリー・オールドマン (ノーマン・スタンフィールド)

        *        *        *

リュック・ベッソンの映画にはある種の幼稚性があるようにおもう。それが親近感をもつのだろう。幼稚性をもった監督さんはほかにもいる。ティム・バートンもそうだろうし、ジャン=ピエール・ジュネもそうだろう。ポール・トーマス・アンダーソンもそうかもしれいなし、スティーブン・キングもそうだろう。かれらの描く世界は、お話は、小学生~中学生がみる夢なのだ。それを大人社会で具現化した映画といっていいだろう。ゆえに誰の中にもこっているその幼稚性と共鳴してある種の面白さを感じさせる。
一番洗練されているのはスティーブン・キングだろう。キングの場合は語り口があまりに大人の文才によるものなので、それがあまり感じられないかもしれないが、お話のコアは、その幼稚性からくるものだ。語り口がベタなおはこのリュック・ベッソン。しかしリュック・ベッソンの場合は、中学生くらいの夢を具現化するもので、そのへんが、他の幼稚性をもった監督さんよりはアダルトな感じをあたえていて、彼らのなかでは入っていきやすいともいえる。
もうひとり、リュック・ベッソンよりやや年上のあたりの幼稚性を具現化しているのが『シックスセンス』ナイト・シャマラン。これは高校生くらいのファンタジックな夢を題材にしているとおもう。あとポール・バーホーベン。この人も高校生くらいの幼稚性を描いている人だね。

<あらすじ>
ニューヨーク。レオン(ジャン・レノ)は完璧に仕事を遂行する一流の殺し屋。彼の唯一の楽しみは、鉢植えの観葉植物に水を与えることだった。彼の隣の部屋に12歳のマチルダ(ナタリー・ポートマン)の家族がすんでいた。ある日スタンフィールド(ゲイリー・オールドマン)と部下たちが彼女の父親を訪ねて、預けたヘロインをかすめ取った奴がいると言い、明日の正午までに盗んだ奴を捜せと告げて帰る。翌日彼らは再び現れ、4歳の弟も含めてマチルダの家族を虐殺した。幸い買い物に出掛けて留守だったマチルダ。部屋に戻った彼女は涙をこらえながら部屋を通り過ぎると、レオンの部屋のドアベルを鳴らした。突然の訪問者にとまどうレオンに、マチルダはしばらく匿ってほしいと頼む。さらに彼が殺し屋だと知ったマチルダは、最愛の弟を殺した相手に復讐するために、自分も殺し屋になりたいと懇願する。
始めは断ったレオンだが、自分の正体を知った少女を殺すことも追い出すこともできず、彼女との奇妙な共同生活を始める。安ホテルに移り住んだレオンは少女に殺しのテクニックとセオリーを教え、マチルダは彼に読み書きを教えた。2人の間には父娘とも男と女ともつかない新しい感情が芽生えていく。
そんなある日、マチルダは偶然、スタンフィールドの正体がDEA(麻薬取締局)の汚職捜査官であることを知る。復讐を固く決意した彼女はレオンが留守の間にスタンフィールドを付け狙うが、逆に取り押さえられてしまう。レオンは急いで彼女を救出するが、仲間を殺されたスタンフィールドは、何百という警官隊を率いてホテルを完全包囲した。一緒に残ると泣くマチルダ。そんな彼女を説き伏せてなんとかを外へ逃がす。スタンフィールドに背後から撃たれたレオンだが、レオンの仕掛けた爆弾でスタンフィールドも爆死した。ひとりぼっちになった彼女は厚生施設に入り、レオンが残したあの鉢植えの観葉植物を庭に植えた。

by ssm2438 | 2009-11-11 12:17


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