西澤 晋 の 映画日記

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2009年 10月 13日

インサイダー(1999) ☆☆☆☆

f0009381_493011.jpg監督:マイケル・マン
脚本:エリック・ロス、マイケル・マン
撮影:ダンテ・スピノッティ
音楽:リサ・ジェラード、ピーター・バーク

出演:アル・パチーノ、ラッセル・クロウ

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マイケル・マンの映画のなかでは一番好きかもしれない。実話をもとにした話で、アメリカのタバコ産業の不正を告発したTVプロデューサーと元重役を描いた社会派ドラマ。その前にみた『LAコンフィデンシャル』でタフガイを演じたラッセル・クロウが今度は一転、インテリでデリケートな情報をリークする会社側のエリート役員を演じている。これはこれでなかなか様になっていた。アル・パチーノは・・・個人的にはどうも好きになれない。どうも私はイタリア系の男優をあんまり好きじゃないらしい(苦笑)。

ドラマ的には会社の悪事をリークしようとする会社幹部と番組プロデューサーのうける見えざる圧迫感がこの映画うり。古き映画ファンならフレッド・ジンネマンあたりがやることをのぞむかもしれないが、マイケル・マンも負けず劣らず、実にいい仕事をしている。

<あらすじ>
CBSの人気報道番組『60ミニッツ』のローウェル・バーグマン(アル・パチーノ)は危険をかえりみたいハングリーな特攻プロデューサー。中東のテログループの首謀者にも果敢にインタビューをこころみる。そんな彼がタバコ産業の極秘資料を入手した。彼は全米第3位の企業ブラウン&ウィリアム(B&W)社の元研究開発部門副社長ジェフリー・ワイガンド(ラッセル・クロウ)と接触する。彼はB&W社が利潤追求のためタバコに不正な手段で人体に有害な物質を加えているという秘密を握っていたが、病気の娘の医療手当をはじめ家族の生活を守るため、 B&W社の終身守秘契約に同意していた。彼がマスコミと接触したことを知った会社は、さりげなく彼とその家族に圧力と脅迫を加えていく。信念と生活への不安の板挟みでワイガンドは苦悩するが、ついに『60ミニッツ』のインタヴューに応じ、法廷で宣誓証言することを決意。番組の看板ジャーナリスト、マイク・ウォレス(クリストファー・プラマー)のインタヴュー収録も終わったが、CBS上層部はタバコ産業との訴訟沙汰を恐れ、番組ではワイガンドのインタヴューをカットして放映する決定。さらにタバコ産業はワイガンドの過去の悪事を暴露するアンチキャンペーンを展開。バーグマンも『60 ミニッツ』を降板させられた。だが、彼は事件の真実を『ウォールストリート・ジャーナル』にリーク、全てを表ざたにして、ついに番組の放映を実現させるのだった。

by ssm2438 | 2009-10-13 03:48


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