監督:ジュノー・シュウォーク
脚本:カール・ゴットリーブ、ハワード・サックラー
撮影:マイケル・C・バトラー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演
ロイ・シャイダー (マーティン・ブロディ署長)
* * *
ブロディ署長だけになってしまったので人間ドラマとしておもしろくない。1作目は三者三様のキャラクターと、サメとの執念の対決がよかったのに、今回はサメの襲われる恐怖だけ。それも海上に出ない限りは教われないと分っているのに会場に出て物語を構築しないといけないのだけど、彼らはその危険を承知せずに海上にでるからアホに見える。
<あらすじ>
あれから3年。事件直後は、海水浴客はバッタリ途絶え住民の生活はおびやかされたが最近ではやっと客足も戻り、夏の海開きを前に活気づいてきたマサチューセッツ州の小さなリゾート・タウン、アミティ。新しいホテルのオープン記念式典があり、市長のスピーチが終ってミス・アミティのティナがテープ・カットし祝典の最後を飾っている頃、沖でスキン・ダイビングしていた2人の男が行方不明になり、翌朝、漂着した無人のモーターボートが発見された。報告を受けたブロディ(
ロイ・シャイダー)は途端に不安に襲われる。
数日後、町の老人が、偶然、水上スキーを楽しんでいた少女が突然転倒し、ボートが粉々になるという現場を目撃する。翌日、マイクは仲間の若者とヨットを何隻かつらねてアミティから数マイル離れた半島の灯台まで遊びに行き、そこで何ものかに腹を喰いちぎられたシャチの死骸を見つける。ブロディは市長ボーンを訪ね、処置をとるように申し入れるが無駄に終わる。神経過敏になっているブロディは、ある日サメらしいものを見張塔から発見し、全員を海中から退避させるべく拳銃を乱射、その結果市長からクビを言い渡される。
翌日、父の注意を無視したマイクら若者達がまたヨットで沖に向った。子供たちのいない事を知ったブロディは彼らのあとを追い、サメに襲われた別のヨットを発見する。警備隊のヘリコプターまで巨大なサメに襲われ、子供達は洋上に孤立した。そこに到着したブロディは父親に助けを求める叫び声に恐怖も醒め、サメにケーブル線を叩きつけ、サメの歯牙にケーブル線をわたした。ケーブル線を噛み切った瞬間、感電したサメは炎と化し海中に沈下していくのだった。