西澤 晋 の 映画日記

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2009年 10月 10日

北北西に進路を取れ(1959) ☆☆

北北西に進路を取れ(1959) ☆☆_f0009381_411246.jpg監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:アーネスト・レーマン
撮影:ロバート・バークス
音楽:バーナード・ハーマン

出演
ケイリー・グラント (ロジャー・ソーンヒル)
エヴァ・マリー・セイント (イブ・ケンドール)
ジェームズ・メイソン (フィリップ・ヴァンダム)

        *        *        *

世間でいうほど面白いとは思わなかったのがこれ、『北北西に進路を取れ』。というか、個人的にヒッチコックの説明的過ぎる演出は好きになれない。特に恐怖を説明的にみせるので実に興ざめ。
あとヒロインのエヴァ・マリー・セイントがいまいち私の趣味ではないかな。ヒッチコック映画のヒロインとしては『レベッカ』ジョーン・フォンティンが一番好きだ。

<あらすじ>
広告代理業者ロジャー・ソーンヒル(ケーリー・グラント)は、ニューヨークのホテルから無理やり2人の男に連れ出された。「キャプラン」という人物と間違えられたのだ。
海の近くの邸宅で、タウンゼントと称する男(ジェームズ・メイスン)はある仕事への協力を強いた。断ると、彼を泥酔させ、車のまま海へ突き落とそうとしたが危く逃れた。ロジャーは国連総会に出席中と夫人がいったタウンゼント氏に会いに行ったその男は昨夜の男と違っていた。どうやらこちらが本物らしい。
くわしくきこうとするがタウンゼントは殺され、ロジャーが犯人とされた。
彼は「キャプラン」を追って、シカゴへむかう急行に乗った。イーブ・ケンドルと名乗る女(エヴァ・マリー・セイント)が追っ手を交してくれた。2人はひかれ、車室で恋の夜が過ぎた。しかし彼女は偽タウンゼントの手下だった。シカゴに着くと、一味は彼女にロジャーを郊外へおびき出させた・・。

間違われた男「キャプラン」も本来存在しない人物であったり、いろいろ何がほんとで、何がうそなのかわからないなかで、主人公がそうなった原因をつきとめていくサスペンス。こねくりがおおい話だ。
結局敵がロジャーを殺そうとしているのか、どこかに誘導しようとしているのか、見てる側からしてみると、怖がっていいのかその必要がないのかわからないので、感情移入が途中でくたびれてしまい、出口がみえない物語だけが展開するという映画。個人的には全然楽しめない映画だった。

by ssm2438 | 2009-10-10 03:40 | A・ヒッチコック(1899)


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