西澤 晋 の 映画日記

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2009年 10月 14日

断崖(1941) ☆

f0009381_5203735.jpg監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:デヴィッド・O・セルズニック
脚本:サムソン・ラファエルソン
    アルマ・レヴィル
    ジョーン・ハリソン
撮影:ハリー・ストラドリング
音楽:フランツ・ワックスマン

出演:ジョーン・フォンテイン、ケイリー・グラント

        *        *        *

先の『レベッカ』ヒッチコックセルズニックがお互いがエネルギーを出しすぎて反発しあい、それで結果としていいものが出来たのだけど、これはその反動でガス欠になった感じ。セルズニックの干渉がおおいのでやる気をなくしたヒッチコックと前回の摂政で疲れたセルズニックの緊張感のなさが映画になったような・・(あくまで勝手な推測ですが)なんともしまりのない映画。
キャラクター的には、ケイリー・グラント演じるジョニーという人物が甲斐性なしで生理的に好かん。おかげで映画としても全然楽しめない。

<あらすじ>
英国社交界の人気者ジョニー・アイガース(ケイリー・グラント)は天性のダメ男。学生時代から詐欺常習者だった。しかし、相思の娘リナ・マクレイドロウ(ジョーン・フォンテーン)とかけ落ちするときは真剣だった。リナはジョニーが無一文であることを知るが、熱心に仕事をもつことを勧め、その結果彼は従弟の財産を管理する仕事につかせる。しかしジョニーが従弟の財産を使いこんでいることを知り衝撃を受ける。さらにジョニーは友人のビーキーを口車にのせ土地に投資させるが、リナはジョニーがビーキーの金を自由にした上で彼を殺すのではないかという疑念までもつようになる。ジョニーはパリへ出発するビーキーを見送ってロンドンに行くが、案の定ビーキーはパリで死亡する。
次第にリナは被害妄想となり夫に殺されるかもしれないという感情にいたる。そして断崖へ・・・。

しかし、最後は・・・・どうなったんですか?
あれじゃ分らないんですけど。どっちとも取れる。原作ではジョニーに殺意はあったのだけど、この映画では、なかったとも取れるし、先送りにしたともとれる。サスペンスがこういう終わり方するのは最低だね。どんなに深読みする人でも「その可能性ない!」って言わせるような展開で終わらせないと、技術的に不備ってことになる。

by ssm2438 | 2009-10-14 00:54


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