西澤 晋 の 映画日記

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2009年 11月 20日

サイレント・ボイス/愛を虹にのせて(1987) ☆☆

f0009381_241565.jpg監督:マイク・ニューウェル
脚本:デヴィッド・フィールド
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:エルマー・バーンスタイン

出演
ジョシュア・ゼルキー (チャック)
アレックス・イングリッシュ (アメイジング)
ジェイミー・リー・カーティス (アメイジングの代理人)
グレゴリー・ペック (米大統領)

        *        *        *

ドラマとしてはなかなかの発想と展開。かなり夢想的ファンタジーだが、ファンタジーだから甘くてもいいか・・(とかいいつつ『失はれた地平線』はイマイチ好きになれないが・・)、ここちよく感動させてもらった。劇中、血なまぐさい方向にふれる箇所があるが、この内容だとあれはないほうが良かったと思った。どうせファンタジーなのだし、もっと自然につくれなかったものかな・・っと。

IMDb(インターネット・ムービー・データベース)にいってこの映画『AMAZING GRACE AND CHUCK』のレビューをみてみると・・、ははは、10点満点中の☆ひとつがやたらとおおい。ここまで毛嫌いする人が多いのかとびっくるしてしまう。もちろん諸手をあげて10☆投票してる人もいおおいけど。アメリカではファンタ派と現実派で真っ二つに評価が分かれる映画みたいですな。

子供が親に抗議して黙りこくるのはよくあることだが、この物語に登場する少年もそう。しかし、この少年のだんまり攻撃=サイレント・ボイスは規模が違う。もとめるものは核兵器廃絶。しかし、これを核兵器じゃない、もっとなにか他の現実的問題だったら、けっこういけるストーリー原版だとおもうのだけど・・。

f0009381_250176.jpg<あらすじ>
モンタナ州リビングストン。そこのリトルリーグで天才投手さわがれていたチャック(ジョシュア・ゼルキー)は、リーグで次々に勝ち星を挙げ優勝を狙える位置にまで上り詰める。そんなチャックは学校の仲間と近くの核ミサイル・サイロを見学にいくことになり、目の前にあるミサイルをみせられる。そしてリーグ戦決勝の日、核全廃の日まで好きな野球をやめると宣言し投げなかった。ともに優勝をめざしていた仲間には非難されたりもするが、この決意は新聞にのり、瞬く間に全米に知れ渡った。
その記事を移動中の機内で読んだプロバスケットの大選手アメイジング(アレックス・イングリッシュ)も、彼の行為に賛同、彼もバスケットボールをやめてしまい、チャックの町を訪れる。2人の抗議は世界に広まり、スポーツ界から続々と有名選手などが、核兵器が廃絶されるまで彼らはスポーツをしないことを決意して、2人のまわりに集まった。
こうなると無視できないのは政府。チャックをホワイトハウスに呼んで、大統領(グレゴリー・ペック)は、力の均衡のため核は必要と説く。一方、軍需産業の黒幕ジェフリーズ(リー・リチャードソン)も、アメイジングの元マネージャーのリン(ジェイミー・リー・カーティス)を通じ、圧力をかける。それに応えないアメイジング。そんなある日、彼ののった飛行機が空中爆発したというニュースがながれる。

彼の死をきっかけに、チャックは「ボクはもう話さない」と無言の抗議を始めた。この行為は全世界の子供の間にも広まった。世界中の子供たちがはなさなくなってしまった。事態を深刻にうけとめた米ソは7年後核全廃を打ち出す。しかし、息子にかわり、父のラッセルは大統領に、そんなに待てないと告げる。一方アメイジング殺しをジェフリーズらのしわざと知った大統領は彼の活動停止命令をだす。ソ連の書記長とホットラインで会談する米大統領。「息子が口を利いてくれない」「うちの子もそうだ・・・」。そしてありえないと思われていたその決断はくだされた。核の即時全面徹廃。

新しいシーズンがはじまった4月、リトルリーグの開幕の日、スタンドには米・ソの大統領の姿があった。

by ssm2438 | 2009-11-20 01:23


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