西澤 晋 の 映画日記

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2009年 06月 21日

七人の侍(1954) ☆☆☆☆

f0009381_23503818.jpg監督:黒澤明
脚本:黒澤明、橋本忍、小国英雄
撮影:中井朝一
音楽:早坂文雄

出演:
志村喬 (勘兵衛)
三船敏郎 (菊千代)
千秋実 (平八)
宮口精二 (久蔵)

        *        *        *

長い! それも長く感じた。 いろいろ詰め込みすぎ。 若侍と農民の娘の恋愛事までいれちゃうし・・、もうちょっと内容省略して2時間半くらいまでにしてほしいなあ。一シーン、一シーンきっちり撮っているけど、だからこそモタっとした感じがするし・・、もうちょっとさらりと流すこところは流して見やすくしてほしいものだ。
それでも、黒澤映画のなかでは見られるほうだな。ダイナミズムは文句なし!

最後の戦闘シーンでは、地面に何本も刀をさしておいて、一人きったら新しい刀を使うあれ・・リアルなところをつくなあ。日本刀って、人を一人か二人きったらもう血のり刃こぼれと脂で使い物にならなくなる。なのでああやって何本も刀を用意しとかないといけない。この「刀は2人までしか斬れない」の法則をきちんと描いたのは貴重。
その昔近藤正臣主演で『斬り抜ける』というTVドラマがあったが、あれもこの「刀は2人までしか斬れない」の法則をきちんと採用してて、敵が4人のときは2人まで刀で斬るとして、あとの2人はどう片付ける・・?というような展開をいつもしていた。竹やぶのなかで戦うと、相手と一緒に竹も鋭角的にばっさり斬って、そこに残りの敵を押し倒して串刺しにするとか・・。

しかし、この映画の三船敏郎はじつにかっこいい。最初はなんだか役立たずの侍もどきだとおもっていたが、いざ戦いになるともっとも頼れる男であることがわかる。村人とは心情的に距離感があるほかの侍たちと違って三船敏郎演じる菊千代は村人たちにもとけこみ、戦闘時でも、果敢に実行力と具体性を発揮する。
あと宮口精二演じるストイック・久蔵も素敵。

<あらすじ>
麦の刈入れが終わる頃、農村では野武士たちの襲来を前に恐怖におののいていた。百姓だけで闘っても勝ち目はないが、麦を盗られれば飢え死にしてしまう。百姓たちは野盗から村を守るため侍を雇うことを決断する。やがて、百姓たちは食べるのもままならない浪人たち7人をスカウトし、野武士に対抗すべく立ち上がる

by ssm2438 | 2009-06-21 23:09 | 黒澤 明(1910)


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