監督:キャロル・リード
脚本:グレアム・グリーン
撮影:ジョルジュ・ペリナール
音楽:ウィリアム・オルウィン
出演
ラルフ・リチャードソン (執事ベインズ)
ミシェル・モルガン (ベインズの愛人)
ボビー・ヘンリー (外交官の息子フェリペ)
* * *
ロンドンの某国大使館で少年フェリペ(
ボビー・ヘンリー)は尊敬する執事ベインズ(
ラルフ・リチャードソン)の殺人現場を目撃しする。しかしそれは少年の思い込みで、実際は事故だった。しかしその少年の証言は、執事をどんどんホントの殺人者のように追い込んでいく。
みていてイライラハラハラさせられるたのだがら、サスペンスとしては成功してるのかもしれないが、本来いい人であるベインズ執事が、子供の嘘の証言(本人はベインズを助けようとしているのだが)でどんどん追い詰められて、本当の殺人者のようにみえてくる。悪意はない少年の言動だが、見てる側としてはイライラ、もうすこし状況をかんがえろよ!!と首を絞めたくなるよ・・まったく。ああ、子供は嫌いだ!
監督は
『第三の男』の
キャロル・リード。原作もおなじ
グレアム・グリーン。本作に関して言えば本人がシナリオも起こしている。キャロル・リードの映画はこの他に
『邪魔者は殺せ』もみたが、彼の中では最低である。技術的には見るべきものがあるが、話の内容としては実に観心地わるい映画だ。