西澤 晋 の 映画日記

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2008年 11月 02日

アイ,ロボット(2004) ☆☆☆

f0009381_19264145.jpg監督:アレックス・プロヤス
原作:アイザック・アシモフ
脚本:アキヴァ・ゴールズマン、ジェフ・ヴィンター
撮影:サイモン・ダガン
音楽:マルコ・ベルトラミ

出演:
ウィル・スミス (デル・スプーナー刑事)
ブリジット・モイナハン (スーザン・カルヴィン博士)

        *        *        *

思ったより面白かった。最初はどうなん??って思ってたロボットのデザインもそれほど違和感なく思えてきたし、あの人工筋肉がやたらとみえてるのはよいかな。でも、個人的にはじょうちょっと血管にあたるチューブの数を増やしてほしかったかな(苦笑)。

アイザック・アシモフによって提唱されたロボット3原則というのがある。

(1)ロボットは人間に危害を加えてはならない。
(2)ロボットは(1)に反しない限り人間から与えられた命令に服従しなければならない。
(3)ロボットは(1)及び(2)に反するおそれのない限り自己を守らなければならない。

これは現実的なロボットを作る場合、この条件くらいは組み込んでおこうよっていう、ロボットに持たせるべき最低限度のマナーみたいなもの。別にこれに違反したからってどうってことはないのだが、未来世界を予測しつつ、ロボットというものを創造するのなら、このくらいの法則は組み込まれているという認識のもとにドラマを展開しないと、リアルな世界観は描けないよっていう一つの概念。本作もアシモフの原作を基本にしているので、ロボットはこの法則にも続いて作られている。
本作では、冒頭の忘れ物配達シーンで、ロボット3原則の基本マナーを提示していた。

<あらすじ>
2035年のシカゴ。巨大産業会社USRは家庭用ロボットを開発製造している。そこで殺人事件がおきた。殺されたのはロボット後学の第一人者、ラニング博士(ジェームズ・クロムウェル)だった。
シカゴ市警デル・スプーナー刑事(ウィル・スミス)は、USRの主任ロボット心理学者、スーザン・カルヴィン博士(ブリジット・モイナハン)の案内の協力により調査を開始する。すると研究室に隠れていた一体のロボットが慌てて逃げようとする。捕獲され本署に連行されたロボットは、自分はサニー(アラン・テュディック)だと名乗る。サニーは殺人容疑で逮捕されるが、博士殺しの動機もない。一方、スーザンは、サニーが重要な法律“ロボット3原則”に従ってプログラミングされていないことを発見する。

総てのもとは、USRのメインフレーム・コンピュータのヴィキ(フィオナ・ホーガン)だった。彼(彼女)は恒久的な世界平和を求めるなら、人間による支配は無理だと考え、世界平和のためなら、人間を支配しなければならないと結論づけたのだ。それを知ったラニング博士は、サニーに自らの殺人を依頼し、自分の死をもってメッセージを送ったことが判明するのだった。人間に対するロボットたちの反乱が始まり、スプーナーとスーザンは元凶であるUSRに急ぐ。そして、すべての命令を下していたを破壊するのだった。


・・・最近このオチ、「世界平和を委託された巨大コンピュータは、最終的に人間を支配しないとそれは無理と考え、人類に対して反乱を起こす」という展開は、『イーグルアイ』でも使われていたが、新鮮味がなくあまりにご都合主義なのでちとうんざりするが、ロボットを被告人にした刑事ドラマとして展開したのはなかなか良かった。できればロボットの反乱なんてアクション系の展開にせずに、ずっとロボットを被告とする刑事裁判ものという渋い展開にしてほしかったのだが・・。

by ssm2438 | 2008-11-02 19:29


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