西澤 晋 の 映画日記

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2008年 12月 23日

蜘蛛巣城(1957) ☆☆☆

f0009381_1259216.jpg監督:黒澤明
原作:ウィリアム・シェイクスピア、『マクベス』
脚本:小国英雄、橋本忍、菊島隆、三黒澤明
撮影:中井朝一
音楽:佐藤勝

出演:
三船敏郎 (鷲津武時)
山田五十鈴 (妻・浅茅)
千秋実 (三木義明)

        *        *        *

黒澤明の時代劇のなかではけっこう好きな映画。時間も1時間50分ときれいにまとまっており、ここちよいテンポでみられる。しかしこの映画のよさはやっぱり原作の『マクベス』だろう。3つの予言ががやっぱり物語の展開に効いて来るのだが「森が動く」をどう表現するのだろうって思ってみてたら・・・、そこはしょぼかった。兵士たちがクリスマスツリーのもみの木かなにかをもってわっさわっさと歩いてくるだけで、あそこはもっと巨大なスケールで実際にそれを大人数でやってみせってほしかったなあ。それをロングで撮って、「おおお、ほんとに山がせまってきている!!」って見せてほしかった。今の時代ならCGでそれくらいは朝飯前なのだろうが、あの時代にいっぱつ気合入れて出来なかったものか・・・。

<あらすじ>
時は戦国時代。蜘蛛巣城城主・都築国春に召喚されて嵐の中を急ぐ鷲津武時(三船敏郎)と三木義明(千秋実)は、霧深い蜘蛛手の森で迷ってしまう。そこで老婆と出会い、やがて武時は蜘蛛巣城の城主になることを、義明は一の砦の大将となり、やがて子が蜘蛛巣城の城主になることを告げられる。
老婆の予言通り、武時は、領主国春殺し蜘蛛巣城の城主となった。
しかし、内乱ののち三木の子供、三木義照らに一の砦、二の砦を包囲される。戦意を喪失し、無策の武将達に苛立った武時だが、あの老婆は「蜘蛛手の森が動かぬ限り、武時は戦に敗れることはない」と予言する。
武時は老婆の予言を語って聞かせ、士気を高める。その夜、森から斧の音が響きわたり、次いで野鳥の群れが城に飛び込む。それは敵の軍が森の木を切りそれを盾にしながら前進する姿があった。

・・・森は動いた。

by ssm2438 | 2008-12-23 00:22 | 黒澤 明(1910)


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