2011年 07月 17日
監督:トニー・スコット 原作:A・J・クィネル、『燃える男』(新潮文庫刊) 脚本:ブライアン・ヘルゲランド 撮影:ポール・キャメロン 音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ 出演: デンゼル・ワシントン (ジョン・クリーシー) ダコタ・ファニング (ピタ・ラモス) クリストファー・ウォーケン (ポール・レイバーン) ラダ・ミッチェル (リサ・ラモス) マーク・アンソニー (サムエル・ラモス) * * * 父ちゃん役を怪しい顔の人にするのはやめてほしいなあ。もっと良い人っぽいのがいい。 いやああ、期待せずにみたら面白かった。あのウザいカメラワーク演出さえなかったら名作になってたかもしれないのに・・、もったいない。個人的にはダコタ・ファニングは死んでてくれたほうが良かったんだけど。 監督は、古くは『トップガン』、新しくは『サブウェイ123』のトニー・スコット。兄リドリーと比較されたりもしますが、この人はこの人で無難に観られる映画を作り続けてます。この人、下手に芸術派きどりにならないところが良かったと思ってたんだけど、今回のカメラワークはいただけないなあ。もっと普通に安定してそこそこ良作をつくっていってほしいものだ。 ちなみにA・J・クィネルの原作は、ミラノの富豪の娘のボディ・ガードに雇われた。だが娘が誘拐・惨殺される。標的はシチリア・マフィア。映画ではそれがメキシコに舞台を変えている。 <あらすじ> 米軍で16年間も対テロ活動に明け暮れてきた暗殺のプロ、ジョン・クリーシー(デンゼル・ワシントン)は、感情の乏しい人間になっていた。そうすることで自己破壊を食い止めていたのだ。そんなクリーシーは、部隊の先輩レイバーン(クリストファー・ウォーケン)の紹介で。メキシコの実業家サムエル・ラモス(マーク・アンソニー)と妻リサ(ラダ・ミッチェル)の9歳の娘、ピタ(ダコタ・ファニング)のボディガードとして働くことになる。 最初は義務的に仕事をこなしていたクリーシーだったが、やがて純粋なピタとの交流の中で、笑うことを思い出す。だがある日、何者かにピタが誘拐されてしまう。4人の男は倒したが、クリーシー自身も銃弾をうけ病院に送られる。ラモス家では、弁護士のジョーダン(ミッキー・ローク)が犯人との交渉を仕切ろうとするが、司法警察が強引に介入。事件の背後には、政府の幹部や汚職警官の巨大犯罪組織エルマンダーが絡んでいた。 身代金の引渡しは失敗、犯人の甥にあたる男が殺される。それを受けて取引は終了、ピタも始末することをほのめかして電話は切れる。絶望するリサ。 まだ安静が必要なクリーシーだが、復讐の炎が燃え上がる。かつてピタの送り迎えの車をつけた謎の車のナンバープレートをピタがメモしていた。そのメモ帳をとりラモス邸に戻るクリーシー。衰弱した夫人がちかづいてくる。 「精一杯努力します・・」 「何を・・・・?」 「ピタを殺したもの、この誘拐で甘い汁を吸ったもの・・見つけ出して殺します」 「・・・・みんな殺して」 黒幕関係者を次々と殺害していくクリーシー。弁護士のジョーダンや、司法警察の署長、そして実は、ピタの父であるサムエルもグルだったことが判明。彼は借金返済のために娘の誘拐を承諾してしまったのだ。それが妻リサにバレて、サムエルは自殺。クリーシーはさらに犯人組織を追い詰めていき、一度死んだと聞かされたピタがまだ生きていることを知る。そして犯人の弟を人質にとったクリーシーは、その弟と自らの身を引き替えに、ピタをとりもどす取引をするのだった・・。
by ssm2438
| 2011-07-17 17:52
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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