西澤 晋 の 映画日記

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2011年 07月 20日

天使のはらわた 赤い淫画(1981) ☆☆

f0009381_1311575.jpg監督:池田敏春
原作:石井隆
脚本:石井隆
撮影:前田米造
音楽:甲斐八郎

出演:泉じゅん(名美)/阿部雅彦(健三)

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最近では『ハサミ男』が有名かな、古くは『人魚伝説』、『湯殿山麓呪い村』とかとった池田敏春が監督した天使のはらわたシリーズ二作目。この作品をきっかけで日活を退社、ディレクターズ・カンパニーに参加し、『人魚伝説』をとることになる。ディレクターズカンパニーは監督たちの手によって思いどうりの作品を作るという理想の作品として、当時の日本映画界では画期的であった。ただ、作品が面白いかといわれるとそうでもないのだけど・・。

この『天使のはらわた』シリーズ、どれがいいってわけでもないのだけど、女優からいえばこの泉じゅん主演の2作目が一番いいだろう。

<あらすじ>
デパートに勤める名美(泉じゅん)は、友人がモデルのバイトに出られないので変わりに行ってくれないかと頼まれ、彼女は軽い気持ち引き受けてしまう。しかし、仕事はビニ本のモデルで、名美はカメラマンに強引に裸にされ、縄をかけられ撮影されてしまう。『赤い淫画』と題されたそのビニ本は大ヒット、彼女のアパートに変な電話がかかったり、不審な男につけられるようになった。
上司の阿川と不倫の関係にあった名美だが、奥さんにバレてこの関係は終了さらにビニ本がデパートで話題になって辞めさせられてしまった。

数日後、健三(阿部雅彦)という男から名美に電話が入った。健三はビニ本の名美に魅せられ、彼女を追っていたのだ。散々逃げまくった後公園でなんとか名美においすがる健三。雨のなか、公園で必死に想いをうちあげる健三。その本は私の本意じゃないのだから、捨ててよ!っというと、抱きしめていた『赤い淫画』のビニ本を捨てる。しかし思い余って雨に打たれ泥まみれになったビニ本をまたひろい大事に懐にしまいこむ建三。彼のあまりの必死さと、仕事も首になったし、不倫も終わった名美は、失うものもなくデートを約束かわす。
デートの日、健三の隣の家の娘が暴漢に襲われ殺された。娘の父は健三を殺人犯と疑い、猟銃を発砲した。

名美は約束の時間を過ぎても健三を待っていた。男は来ない。名美は帰ろうとしたとき、傷口を押え、苦しそうに立っている健三を見つけた。健三はかりていた傘をさしだす。名美は安心すると同時に、涙がとめどなく流れてきた。

by ssm2438 | 2011-07-20 01:32


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