西澤 晋 の 映画日記

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2010年 01月 22日

ブラジルから来た少年(1978) ☆☆☆

f0009381_1114937.jpg監督:フランクリン・J・シャフナー
脚本:ヘイウッド・グールド
撮影:アンリ・ドカエ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演:
ローレンス・オリヴィエ (リーバーマン)
グレゴリー・ペック (Dr. メンゲル)

        *        *        *

『サロゲイト』なんぞが上映されている今日この頃、ついでにこの映画を紹介するような企画はなかったんですかね? 最初にクローンを映画のネタにした貴重なSF映画(?)かな・・・。監督は『猿の惑星』フランクリン・J・シャフナー。音楽は怒涛のジェリー・ゴールドスミス

ナチを再興するために、ヒットラーを今一度クローンで作り出すぞ!という映画。しかし、そのプロセスがなかなかすごい。

<あらすじ>
オーストリアのウィーン。長年にわたりナチスの残党を追いかけてきたリーバーマン(ローレンス・オリヴィエ)の所へある男の写真がおくられてくる。そして夜中の3時、その写真をおくってきたコーラ(スティーブン・グッテンバーグ)が電話をかけてきて、盗聴したテープを聞かせる
「今後2年半の間に94人の人間を殺す。殺す相手は世界各地の65歳の公務員である・・」
しかし、電話の向こうでコーラは何者かにころされたようだ。

その盗聴テープは南米パラグァイでメンゲレ博士(グレゴリー・ペック)が主催した密会のテープだった。彼はアウシュビッツの主任医師で250万人を殺し、子供の生体実験をしたことで知られていた。

ナチス残党は世界各地のあらかじめ決められた65歳の公務員を殺していく。やがて、リーバーマンは調査に乗り出した。65歳の公務員が事故死、変死した遺族を訪ねて周った。ある郵便局長の家では、若い未亡人が出てきた。暴力をふるう亭主だったらしく、むしろ亭主の事故死を喜んでいた。出てきた少年は色白でブルーの目をした可愛げのない少年だった。さらに、別の家を訪問した時、リーバーマンは目を疑った。出てきた少年は先日の郵便局長の家の少年に瓜二つではないか。それは双子よりも似ている可愛げのない少年だった。

生物学研究所を訪れたリーバーマンは、そこの教授から信じ難い話を聞く。植物の細胞の一部を切り取って培養するとまったく同じ植物が出来るという。エビ、カエルはもちろん、ウサギでも実験は成功していた。人間でも理論上可能だという。リーバーマンはメンゲルがヒトラーを再製造しようと企てていることにきづく。
ヒトラーは税官吏の父親が52歳の時誕生。母親は若く29歳で、甘やかされて育った。そして、父親は65歳で死亡、その時ヒトラー14歳だ。ヒトラーのクローン人間を大量に作り、ヒトラーと同じ環境に置けば、第二、第三のヒトラーが必ず出現する。それが悪魔メンゲルの壮大な計画だった。

by ssm2438 | 2010-01-22 01:13


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