西澤 晋 の 映画日記

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2010年 01月 26日

愛は静けさの中に(1986) ☆☆☆

f0009381_395357.jpg監督:ランダ・ヘインズ
脚本:ヘスパー・アンダーソン/マーク・メドフ
撮影:ジョン・シール
音楽:マイケル・コンヴァーティノ

出演:
ウィリアム・ハート (ジェームズ・リーズ)
マーリー・マトリン (聾唖者サラ)

        *        *        *

マーリー・マトリンは本物の聾唖者。この映画にでてアカデミー主演女優賞受賞をとってしまったが、その後はどこへいったのやら・・、全然フォローなんかしてなかったので分らなかったのだがなんと『ザ・ホワイトハウス』にでてるではありませんか!? 選挙コンサルタントのジョーイ・ルーカス、どこかでみような人だけど、手話で話す役どころが上手いし、感情を爆発された時は、分るような分らない発音で言葉を発する。やたらと上手い役者だなあって思ってたら本物のマーリー・マトリンだった。そんなマーリー・マトリンをはじめてみたのがこの映画。
聾唖者というのは、耳が聞こえないだけだと思っていたら、この世に音があるということ自体が認識されるまでに時間がかかり、本来は知能指数も低くないのに頭の悪い子だとおもわれて育つ・・っていうのが、この映画をみてはじめて分った。実に、愚か者でした。
マーリー・マトリンの母がパイパー・ローリーだというので、どうもキャリーのようにいじめてるんじゃないかと心配してしまった(苦笑)。

たしかに障害者が主人公の映画で、アカデミー主演女優賞もとっちゃうし、ほめたい気持ちも、けなしたい気持ちもにもなりやすい映画ではあるが、普通にそこそこいい映画でしたよ。期待しすぎるといただけないかもしれないが、けなすほどの映画でもない。

<あらすじ>
片田舎の聾唖者の学校に赴任して来たジェームズ・リーズ(ウィリアム・ハート)は食堂で働くサラ・ノーマン(マーリー・マトリン)を見かける。彼女は5歳の時からここで学び、昔は優秀な生徒だったが、今は学校掃除係をしているという。彼女に興味を抱いたリーズは、遠路はるばるサラの母(パイパー・ローリー)を訪ねる。容姿は美しいが聾唖であり、しゃべることもろくに出来ず、社会的に必要とされることがほとんどない彼女は、姉の作ったリストの順番に従って姉の男友達に求められるまま体を与えたことをうち明けられた。
思いもかけぬ告白に心みだされつつも、サラを愛していることを知ったリーズは、人目をしのんで1人プールで裸で泳ぐサラのもとにいき、愛を告白、プールに飛び込んだ。そして2人は、水深き沈黙の世界で、かたく抱き合うのだった。
サラと一緒に暮らすことを決意するリーズ。サラと順調な同棲生活を続けていたが、分かち合えない時間がある日こともあり、ギクシャクしてくる。ある日、パーティで、聾唖の経済学者に出会ったサラは、圧倒的な劣等感を感じるサラは、リーズのもとを飛び出す。コミュニケーションの不手際がどんどんお互いの不理解深めていく・・・。

理解したくともそれが出来ない不条理さに苦しむリーズ。しかし最後は元のサヤにおさまるので、とりあえずめでたしめでたし・・。しかし・・再構築への流れはどうだったのか・・、なにかしら明確なきっかけがほしかったかな。あんまり根拠のある再構築へのストーリー展開ではなかったような気がした・・。

by ssm2438 | 2010-01-26 06:03


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