西澤 晋 の 映画日記

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2010年 01月 31日

ディスクロージャー(1994) ☆☆

f0009381_2391138.jpg監督:バリー・レヴィンソン
原作:マイケル・クライトン
脚本:ポール・アタナシオ
撮影:アンソニー・ピアース=ロバーツ
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演:
マイケル・ダグラス (トム・サンダース)
デミ・ムーア (メレディス・ジョンソン)
ドナルド・サザーランド (創設者ボブ・ガーヴィン)

        *        *        *

逆セクラは映画というレッテルを貼られている映画だが、セクハラの部分はあくまで展開の都合上でててきたもので、お色気映画ではなく(ち、残念)、それ自体を映画の描くべきテーマにしているわけではない。基本ラインはパソコンソフトメーカー(一応マイクロソフトのようなものとして描いているのかもしれないが・・)内での権力争いの話。やってることはスケールがちいさくみえてしまい、天下国家を動かすような話でもない。
原作は『アンドロメダ・・・』『ジュラシックパーク』マイケル・クライトンだが、今回の映画はちょっとクライトンのダメなところが出たような作品だったと思う。

・・・・しかし、これ、なんでこの路線でつくっちゃったんでしょうねえ。お色気系で推せばもっと評判になりそうな素材なのに・・。もったいない。もうちっとは観客が期待するものを提供するサービスもしてほしいものだ。そうはいってもこのころのデミー・ムーアはすでにインプラントの胸であり、服を着ている上からは見栄えはいいが、ヌードそのものには魅力がなくなってしまっていた。やはり彼女のヌードをみるなら『きのうの夜は・・・』だろう。このころの彼女はとってもみずみずしくて大好きだった。

<あらすじ>
シアトルのハイテク企業、ディジコム社。トム・サンダース(マイケル・ダグラス)は先端機器開発部の統括部長に任命されるはずだったが、創設者ボブ・ガーヴィン(ドナルド・サザーランド)のおすメレディス・ジョンソン(デミ・ムーア)がそのポストについた。メレディスは10年前トムが愛した恋人だった。
その夜、メレディスは自分のオフィスにトムを呼び誘惑する。トムのまえにひざまづき、ジッパーをおとしてブロージョブのメレディス。おもわず押し倒してもうやってしまえとメレディスにのしかかるトム、しかしトムはなんとかわれに返り、「戻って私を抱きなさい」と叫ぶ彼女を振り切り、彼は部屋をあとにした。翌日、トムが出社するとメレディスは会社の上層部に、トムにセクハラされたと訴えていた。
窮地に立たされるトム。そんな八方塞のトムにメールで、適切なアドバイスを与える「友達」。トムはそのアドバイスに従い、セクハラ訴訟では屈指の実績を持つ女性弁護士キャスリーン・アルヴァレス(ローマ・マーフィア)を雇い、メレディスと戦う。結果、メレディスは提訴を取り下げる。しかし、トムが進める新製品に、重大なトラブルがあり、メレディスはそれを理由にトムを追い落とそうとたくらんでいた。トムは、極秘データの検索を行い、生産ラインのトラブルは、メレディスが指示した結果であることを知る。
いよいよ新製品発表会の当日、トムの責任を追求しようとするメレディスに、その裏工作がメレディス自身であった証拠を提示するトム。メレディスは左遷され、「友人」が統括部長に任命された。またしてもトムは昇進できなかったのであった・・・。

バーチャル検索システムなど、マイケル・クライトンらしいところもあるが、やはりこの映画を見たいと思う人が期待したのはデミー・ムーアとマイケル・ダグラスの政治的立場が味付けした“H”シーンだっただろう。だいたい本筋は普通の企業内の勢力争いというサスペンスというだけで成り立っていて、セクハラシーンがなくても成り立つ筋書き。もうちょとプロデューサー連中は考えなさいよ!て感じの映画でした。もうすこし、そのいかがわしいシーンをたたせるもって行き方がほしかったな。

この作品にかぎらず、監督のバリー・レヴィンソンは、総合的なまとめ方がすごく下手な人なのだと思う。『ナチュラル』にしても『グッドモーニング・ベトナム』にしても『レインマン』にしても・・、部分部分はいいのだけど、もうすこし総てが統合されていくエンディングが出来そうなものだけど・・・、それをまとめ切れないんだよな・・、この人は。

by ssm2438 | 2010-01-31 02:43


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