西澤 晋 の 映画日記

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2010年 02月 14日

未来警察(1985) ☆☆☆

f0009381_1113253.jpg監督:マイケル・クライトン
脚本:マイケル・クライトン
撮影:ジョン・A・アロンゾ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演:
トム・セレック (ジャック・R・ラムジー)
シンシア・ローズ (カレン・トンプソン)
ジーン・シモンズ (Dr.チャールズ・ルーサー)
カースティ・アレイ (ジャッキー・ロジャース)

        *        *        *

未来のロボットは小さいぞ!

『アンドロメダ・・・』『ジュラシックパーク』などの原作でしられるマイケル・クライトンが原作/監督した映画。80年代初期感覚のSFなのですが、なかなか面白いのです。ここで描かれている未来社会はロボットが日常生活にはいりこんできている社会。でもそのロボットは『アイ、ロボット』みたいに人型ロボットじゃなくって、ほとんど掃除機の発展系みたいなちまちました一つの機能に徹したロボット。日常生活に必要なそういうったロボットがメインの社会だけど、ロボットをつかった犯罪や、それを処理する特別警察みたいな組織もあり、ここで登場するトム・セレックは、ロボットがらみのトラブル/犯罪処理にあたる警察特別班ランナウェイ・スクワッドのメンバー。
相棒のカレン・トンプソンを演じるのは『フラッシュダンズ』『ステインアライブ』で踊れる脇役ヒロインばかりまわってくるシンシア・ローズ。腕にロケット弾丸を撃ち込まれて、いつ爆発するかわからないなかびくびくしながらトム・セレックにその弾丸を摘出してもらう時に切ない顔はとても素敵だ。

撮影はジョン・A・アロンゾ。有名なのは『ブルーサンダー』かな。黒の絞りと赤や青の人工的なネオン照明を実に効果的に使う人。同様に赤・青ネオン照明を使う人で思い当たるのはヤン・デ・ボンだが、彼よりも成熟した使い方のような気がする。ヤン・デ・ボンの場合はかなりわざとらしいのでけっこう鼻につくんだが、アロンゾの照明はきわめて引き締まって不自然にならない程度に、効かされて使われている。

<あらすじ>
f0009381_11161261.jpgジャック・ラムゼー警部補(トム・セレック)は、ロボットに関するトラブル処理班ランナウェイ・スクウォッドのチーフである。農業ロボットが突然狂い出したという報告を受け、同隊のカレン・トンプソン(シンシア・ローズ)と一緒に現場に急行、爆破してこれを止めた。次に家事ロボットが制御不能になり、家人を殺すという事件が発生。鑑識の調べで、これらの事故を起こしたロボットには、特殊な回路が埋めこまれていたという。ロボットの持主ジョンソンはコンピューター技師だった。彼を追うラムゼー。しかしジョンソンはルーサー(ジーン・シモンズ)が放った熱誘導ミサイルで殺されてしまう。
ラムジーは、ルーサーの愛人ジャッキー(カーティス・アレイ)を問い詰め、ロボットなどの機能を狂わす特殊チップの取引きが行なわれることを聞き出した。ジャッキーを人質にとり逃げ出すルーサー。追うラムゼーとカレンだが、ルーサーの発射した熱誘導ミサイル弾にカレンが倒れる。腕にめり込んだミサイル弾は幸いにも不発だった。ラムゼーは他のスタッフを遠ざけ、恐怖におののくカレンを勇気付けながら必死になってこれを摘出した。間もなくルーサーは、裏切ったジャッキーの生命と特殊チップの原版の文換を要求してきた・・。

目標を追尾する熱誘導ミサイル弾やら、蜘蛛型の暗殺ロボット、『ダーティーハリー5』のラジコンカーを思い起こさせるリモコン誘導の車追尾小型爆弾やら、70年代後半~80年代前半的な発想・デザインのマニアックにたのしいロボットたちが登場。なかなか楽しませてくれる。この映画のよさは、こういうったハイセンスに至らないデザインがとても愛すべきアイテムだといっていいだろう。

by ssm2438 | 2010-02-14 11:16


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