西澤 晋 の 映画日記

ssm2438.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2010年 02月 26日

華麗なる賭け(1968) ☆☆☆

f0009381_1435931.jpg監督:ノーマン・ジュイソン
脚本:アラン・R・トラストマン
撮影:ハスケル・ウェクスラー
編集:ハル・アシュビー
音楽:ミシェル・ルグラン

出演:
スティーヴ・マックィーン (トーマス・クラウン)
フェイ・ダナウェイ (ビッキー・アンダーソン)

        *        *        *

こっちは銀行強盗だ!

ビジネスマンとして成功者のトーマス・クラウンは、スリルをもとめて趣味として銀行強盗をおこなうダテ男。その銀行強盗の事件にあった銀行が契約していたのがフェイ・ダナウェイの保険会社で、調査員として彼女が派遣されてくる。そしてふたりの心理戦がはじまる。

その昔飛行機の中でみた『トーマス・クラウン・アフェア』、・・・あれ、どっかでみたようなストーリーラインだなって思ってよくよく考えてたら『華麗なる賭け』のリメイクだった。でもオリジナルの「銀行強盗」という設定を「美術品強盗」に変更してあったので、実は最後まで気がつかなかった。しかし・・さすがに本家の設定は銀行強盗なので、少々シチュエーション的にシリアスです。当時はアメリカン・ニューシネマの時代で銀行強盗が映画のなかでやたらとはやった時代ではあるが、あんまり主人公に共感がもてないかな。あと画面分割をつかったマルチ画面がうざい! これを映画でやられると、まるでテレビみたいなショボさを感じてしまう。当時のお洒落をねらったのだろうが、あんまりいただけない。
・・しかし、そうはいってもなかなか見せる演出をしていた。二人がチェスをするシーンはかなり好きだ。手つきはまなざしだけでフェイ・ダナウェイを美しく演出している。すがノーマン・ジェイソン、さりげなく実力者である。個人的にはフェイ・ダナウェイにはあんまり魅力を感じないのだが、この映画の彼女はきれいだった。
撮影のハスケル・ウェクスラーも私の好きな撮影監督の一人。音楽はミッシェル・ルグランなので懐かしい60年~70年代の臭いがする。
ただ・・、グライダーは『トーマス・クラウン・アフェア』のほうが良かったかな。さすがに白で翼が長く、とても見栄えが良かった。この辺は60年代のデザインなのでしかたがないだろう。
余談だが、『あしたのジョー2』で矢吹丈と白木葉子がハワイの浜辺をバギーで走るシーンがあるが、きっとその映画の二人がバギーを走らせるシーンがそのモデルだろうなってずっと思っている。

<あらすじ>
ボストン。昼間の顔は大金持ちの実業家のトーマス・クラウン(スティーヴ・マックィーン)、しかし、彼は満ち足りた生活では得られないスリルをもとめて銀行強盗を実行する計画を立て実行してしまう。クラウンは奪った金に自分の金を足して、ジュネーブの銀行に預金した。被害を受けた銀行が加入していた保険会社調査員のビッキー・アンダーソン(フェイ・ダナウェイ)を派遣する。実業家クラウンがあやしいとめぼしをつける。付き合うようになったクラウンとビッキーはスリリングな恋愛を展開していく。
クラウンは、もう一度最後の冒険を試みて、その後南米に逃げる決意をし、それをビッキーに打ち明ける。計画は前の時と同じように実行され、成功したかに見えたが・・・。

by ssm2438 | 2010-02-26 14:35 | H・ウェクスラー(1926)


<< 眠狂四郎 円月斬り(1964) ☆☆      2番目のキス(2005) ☆☆☆ >>