西澤 晋 の 映画日記

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2011年 02月 07日

ザ・シューター/極大射程(2007) ☆☆☆

f0009381_1929321.jpg監督:アントワーン・フークア
脚本:ジョナサン・レムキン
撮影:ピーター・メンジース・Jr
音楽:マーク・マンシーナ

出演:
マーク・ウォールバーグ (ボブ・リー・スワガー)
マイケル・ペーニャ (ニック・メンフィス)
ケイト・マーラ (サラ・フェン)

        *        *        *

狙撃兵をテーマにした作品というのは、まじめにやると耐えて、待って、一発で仕留める・・というイメージがあり、あんまり動かない映画いなるのかなって思ったら、大いに間違ってた。けっこう動く動く。というか、画面が地味にならない工夫をされていたという印象。たぶん、原作読んだ人には不評だろう。もっとも私自身が原作を知らないが、画面から伝わる感じだと、かなりエンタテーメント向けにアレンジしたんだろうなと推測できた。
ただ、エンタテーメント作品としては思ったよりも楽しめた。犯人にしたてたげられたスワガー。そして

原作はスティーヴン・ハンターボブ・リー・スワガー三部作の一作目、邦題『極大射程』。主人公のボブ・リー・スワガーは、1946年生まれで、ヴェトナム戦争に参加した元海兵隊員。天才的なスナイパーで、ヴェトナム戦争における公式確認戦果(殺害数)は87名、ただし、ボブ自身が認識する実際の殺害数は341名。除隊後はPTSDの症状を見せる様になり、アルコール依存症に陥って、妻とも離婚、人付き合いを極端に避けてアーカンソーの山中でハンターを営みながらひっそりと生活していた。主な愛銃はレミントンM700。実在の海兵隊の名狙撃手、カルロス・ハスコックがモデルとされる。

狙撃に使われるのが50口径弾『ランボー最後の戦い』でもスナイパーの人がバレットM82の狙撃銃をもっていたが、これも50口径の狙撃銃。とにかくデカくて破壊力ばつぐん。『ゴルゴ13』でつかわれているM16で打ち出されるような小さい弾ではない。そして軍での狙撃は観測士をともなうものであり、それが描かれていたのも目新しかった。
特殊部隊あがりのドラマといえば、『マイボディガード』『ボーン・アイデンティ』などがあるが、この映画はエンタテイメント性をかなり加えたテイストで作られているが、特殊部隊的な要素もしっかり描かれていて、実はけっこう面白い。ラストの悪役をしとめるあたりも『必殺仕事人』風でそこそこ楽しい。冒頭の犯人にしたてあげられる展開などは安易に予想されるのがチープに見えるが、みていて楽しめる映画だった。
ただ・・主人公のマーク・猿の惑星・ウォールバーグは・・・、ちょっと若すぎるかな。もうちょっと渋めの40代の人にやってほしかった。『山猫は眠らない』のデブでないトム・ベレンジャーくらいの誰かいなかったのだろうか・・。

<あらすじ>
海兵隊・特殊部隊の狙撃手ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)は、アフリカの小国で極秘任務についていたが、相棒の観測士ドニードは死亡した。それから3年、退役したスワガーは、ワイオミングの山中で愛犬のサムとひっそり暮らしていた。そんなある日、アイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローヴァー)がやってきた。
大統領の暗殺計画があることを知らされたスワガーは、「もし君が大統領を暗殺するとしたら」と仮定して、狙撃計画を予想してほしいと言われる。愛国心をたてに取られてしぶしぶ仕事をうけるスワガー。現地に入り狙撃ポイントも調べ上げ、これなら犯人逮捕も可能だろうと思ったら狙撃は実行され、大統領ではなく、隣にいたエチオピアが殺された。なぜ?と思うまもなくスワガーも撃たれ、狙撃ポイントにはスワガーの銃がのこされ、犯人に仕立て上げられてしまう。何が何やらわからぬまま、しかしなんとか根性で脱出、復讐を誓うスワガー。
撃たれた傷の応急処置は、スーパーで塩や砂糖や水、細めのホースに針なんぞを買い、これらで点滴装置をつくりスワガー自ら血管へと針を突き刺す。さらに冒頭に死んだ友人の妻サラ(ケイト・マーラ)の家にしのびこみ、傷の手当などもしてもらう。困らない程度に女性も物語にからましてきている。彼女をパートナーに物語りは展開し、さらにもう一人、窓際族FBI捜査官ニック・メンフィス(マイケル・ペーニャ)が協力してくれる。

by ssm2438 | 2011-02-07 19:30


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