監督:シドニー・J・フューリー
脚本:ケヴィン・エルダーズ、シドニー・J・フューリー
撮影:アダム・グリーンバーグ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
出演:
ジェイソン・ゲドリック (ダグ・マスターズ)
ルイス・ゴセット・Jr (チャールズ・シンクレア)
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アイアン・イーグルってタイトルつけるのなら、F-15で行って欲しかった。
あまりにありえない設定なので、ついていけない。中東で敵の捕虜となった空軍パイロットの父を、18歳の普通の高校出の息子が、父の友人で元空軍将校
ルイス・ゴセット・Jrの協力を得てパイロットになるための訓練を受け、F-16戦闘機にのり、救出しにいくという・・・発想自体がありえない映画。
イスラエル軍が協力しているので、戦闘機などは本物なのだが、それを生かすにしてもあまりにストーリーの設定がチープすぎる。もう突っ込みどころ満載。さすがにF-16で救出に向かうってのはあまりに無謀すぎる。だいたい滑走路にどうやって下りるんだ? 降りた後救出してる時にどのF-16は敵に乗っ取られないの?・・とか、まあ、普通に考えるとありえない展開なんだけど、それを強引に画にしている。「こういう風に理解して欲しいんですけど、画面はこうとしか撮れないので、あとのあ脳内補完してくださいよ」っていうような映画。ある意味
シドニー・J・フューリーらしい映画ともいえる。行われているイベントのその部分だけを切り取って、とりあえず他はみせないという、いかにもB級らしい映画の撮り方をする監督さん。まあ、こんな映画、まじめに世界観を整えようとしたら破綻するのはめにみえているし・・。