2010年 03月 14日
監督:マイク・ニコルズ 脚本:ジュールス・ファイファー 撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ 出演: ジャック・ニコルソン (ジョナサン) キャンディス・バーゲン (スーザン) アーサー・ガーファンクル (サンディ) アン=マーグレット (ボビー) * * * マイク・ニコルズのキャンパスライフ映画。子供の頃の私は、キャンパスライフ映画というのはある種の憧れがあり、個人的に大好きなカテゴリーだったのだが、この映画ではジャック・ニコルソンが大学生を演じている。今考えるとありえないような気がするが、やっぱり彼も昔は大学生だったのだろう(苦笑)。 この映画ではかなり記号的に二人の男を描き別けている。ジョナサン(ジャック・ニコルソン)は「女は肉体がすべて」と割り切るニヒリスト、サンディ(アーサー・ガーファンクル)女性に夢を抱くロマンチストだった。映画は、確固たる目的性をもって進行するわけではなく、二人の男の女性遍歴を英がいているだけで、あまり面白いとはいえない。憧れ全快のキャンディス・バーゲンと結婚したはずのアーサー・ガーファンクルも、大人になると別の女と遊び歩いているのをみると、ちと寂しくなる(苦笑)。・・・しかしよくよく考えると、彼が自然な感覚の変化だったのかもしれないなあ・・。 <あらすじ> 近くの女子大とのパーティーに出席したサンディは、校内一の美人スーザン(キャンディス・バーゲン)に一目惚れ。幸せ一杯でデートの様子を逐一報告するサンディだったが、ジョナサンはそんなスーザンを誘い出しやすやすとおとしてしまう。そうとは知らぬサンディは、スーザンにますますのぼせあがり、彼女をくどき落とすことに成功した。結局スーザンは2人の共通の恋人となった。初めはただの情事とわりきっていたはずのジョナサンもいつしか彼女を深く愛するようになと、スーザンは2人の愛のどちらかを選ばねばならなくなった。哀願するジョナサンを振り捨て、スーザンはサンディと結婚した。 それから数年、ジョナサンは税理士、サンディは医師になり、経済的には恵まれた社会人であった。幸福な家庭を築くサンディに対し、ジョナサンは飽くことなく情事の相手を求め、今はCM女優ボビー(アン・マーグレット)と同棲していた。ボビーは結婚を迫り、それを渋ると、自殺未遂。とうとうジョナサンも屈して結婚しててしまう。 一方、サンディもようやく平穏な生活に疑問を持ち、今はシンディ(シンシア・オニール)を情事を重ねていた。ジョナサンはボビーと離婚しまた独りとなって、インポになり、果てしない心の旅路をさまよい歩るく。 ちなみにアン・マーグレットは『ある愛の詩』のアリー・マッグローとは別人。もちろん名前も違うわけだから間違えるはずはないのだけど、なんか・・、一緒ようなきになっていた次期があった。まあ、間違えてたのは私だけならいいのだけど・・。キャンディス・バーゲンは脱がすわけに行かないから、アン・マーグレットが脱ぐ役の専門だったけど、かといってきっちりヌードシーンをだしてるわけでもない。しかし、当時のポスターはこれ(↓)ですよ。ちょっと過大広告だよね。どこの国のだ?
by ssm2438
| 2010-03-14 18:08
| マイク・ニコルズ(1931)
|
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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